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オペラ

3月の 「オペラへの招待」

3/24、最後の教室となりました。

チャイコフスキーの「エフゲニー・オネーギン」、私が最も好きなオペラのひとつです。

あらすじを平ったく言ってしまうと、振った彼女が数年経ったら、魅力的な女性になっていたので、寄りを戻すべく哀願
するのですが、逆に振られてしまう。

そう、どこにでもある話です。
だからとても身近に感じてしまうんです。

オネーギン(彼氏)のような結末を迎えないように
するにはどうすれば良いかと。
やれやれ、この年になって。(笑)

ターニャ(彼女)は哀願するオネーギンを軽蔑しました。

彼にとって、「誇り」 と 「成長」 が 必需品だったのでは ?

すごーく現実的な話になってしまいましたが、当時(19世紀)
のロシアには、虚無的で社会を斜めに見るオネーギンの
ような、上流社会の問題児が一部ではいたのでしょう。

問題児と言えば、あのドン・ジョヴァンニもそうでしょうね。



ひさびさのフレミング(右)、すっかり綺麗になって魅力的でした。

2月の 「オペラへの招待」

2/24の教室はリハルト・シュトラウスの「バラの騎士」です。

どんな分野でも天才は多彩です。イチローは打つ事だけ
ではなく、守ること、走ること、投げることも超一流です。
ピカソも絵だけではなく、ポスター、版画、彫刻、焼物も
ほんとうにすばらしいです。

作曲界ではもちろんモーツァルトでしょう。
オペラ、宗教音楽、交響曲、室内楽、協奏曲、ソナタ等々。
R・シュトラウスもモーツァルトに近い多才ぶりでした。

彼のオペラは最初聴いていると、旋律のなさに幻滅を感じていました。しかし何度も聴いてみると、オーケストラの奏でる宇宙的な響きに、重唱のハーモニーに、モーツァルトには
ない別の魅力を感じるようになりました。

モーツァルトとワーグナーをミックスしたような
作風の「バラの騎士」。

こんな喜劇性を帯びたオペラの方が最近は好きです。


教材は'94ウイーン歌劇場、クライバー指揮、最高キャストです。
特にゾフィーを演じるバーバラ・ポニー(左)が可愛く、タマリマセン

セーヌの流れに沿って

2/23はひろしま美術館に、特別展・印象派と日本人画家たちの旅 「セーヌの流れに沿って」 を観て来ました。

午前10時ごろ車で着いたところ、何と美術館の数少ない
駐車スペースが空いており、タダで止めれました。
ラッキーです。WEEK DAYに行動できることはいろいろ
得な事があるものですね。 自由人バンザイ !! (笑)

私は正直言って、風景画よりも人物画が好きなんです。
人物画は何かを暗示している奥深さを感じるからです。

風景画の多い今回の特別展の中で、特に感じたのはモネの「満潮のプルヴィルの日没」です。
ピンクの絶妙な色合いがみごとです。

その他、ルソー、ドンゲンの絵にも親近感を持ちました。
さっそくルソーの画集の本と、そしてお気に入りの絵ハガキ
数枚を買って帰りました。

何か女の子みたい。(笑)


モネの 「満潮のプルヴィルの日没」

イタリア歌曲の調べ

2/20の午後、広島紙屋町の星ビル5Fで北垣旬子さんの
「イタリア歌曲の調べ」を聴いてきました。

昨年の夏、彼女のリサイタルを聴き、ブログを書いたところそれが検索され、ご本人からお礼の手紙を頂いてしまいました。
インターネットってすごい威力があるものですね。

イタリアから彼女の恩師、ピアニストのカルロ・アルディッゾーニさんも駆けつけてのコンサートでした。
ドイツ歌曲よりも情緒的ですが、やはりオペラのアリアに
比べ一曲が短かすぎて、物足りなさは感じました。

ヨーロッパの町々ではこぢんまりしたコンサートが
随所で開かれていると思います。

個性ある歌い手は、ときどきは所属合唱団から飛び出して、
自らの発表の場を設けたら如何ですか ?
歌手寿命はとても短いんですよ。(笑)

このインターネットの時代、応援してくれる人は
沢山いると思います。

北垣さんの場合はその代表選手では。


会場はアンティーク品に囲まれたオルゴールティサロン

オペラ 「蝶々夫人」

ボートショウ見学の最後の夜、オペラハウス「デュッセルドルフ・アム・ライン」で有名なプッチーニの「蝶々夫人」を
観劇しました。
ここでのオペラは、私のお決まりコースになりつつあります。

ヨーロッパのオペラハウスで大変驚くことがあります。
場内放送は一切ないのです。
開演10前とか、携帯電話云々とか、撮影禁止とか。

開演時間になると、客席が暗くなり、突然指揮者が
現れるのです。そして一礼した後、序曲が始まります。
もちろん運営スタッフはいますので場内のドアは閉まります。

二百年も前から、ずっと興行しているわけですから当然かも
知れませんが。。。。
でも西洋人の中に不必要な音(音楽であれ音声であれ)を、
自分の空間の侵害だと考える文化があると思います。

町でも、地下鉄でも余分な音楽、アナウンスは流れて
いません。必要な情報はあえて視覚に訴えています。
また人々は体が大きいのに小声でしゃべります。(笑)

日本の駅・列車内での過多なアナウンス。本当に何人の
お客がその情報を必要としているのだろうか ?
やかましくてプラットフォームで落着いて電話すらできない。
またある意味、我々は「子供扱い」されている訳です。

サービスとは何か ?   根本的に考え直すべきでしょう。

「静寂」というキャンバスの上に、日々の暮らし、文化芸術、スポーツ等が描かれるべきなのかも知れません。従って、
公共の場では本当に必要な音のみが許されるのです。

しかしその前提にはあるレベル以上の民度が必要でしょう。


さてさて少し興奮してしまいましたが、肝心のオペラの興味
はもちろん、どんなソプラノ歌手が蝶々さんを演じるかです。
今回はウクライナのナタリア・コバロバ(Nataliya Kovalova)さん。

声量たっぷりで気の強い蝶々さんを演じてくれました。
声色はドラマティックソプラノに近いと思います。
発声が非常に自然で、これからが楽しみな歌手です。

オペラハウスの舞台は奥が深いので、最近は少し傾斜
させて客席から見易く、そして立体的な演出をよく見ます。
今回もそうでした。
歌手の方々、どうぞ滑らないようにしてください。(笑)

ドレスの蝶々さんには少し違和感を感じました。
帯締めの着物姿でこそ、日本女性の持つ芯の強さを圧倒的に表現できると思いますが。。。。


日本は再度、ヨーロッパ文化を学びなおす必要があるのでは ?


赤い日本地図の上で、オペラは進行していきました。


写真SPACEが空いたので、話題のベネトウセンス50もご紹介
ライケルピュー設計、ツインラダーのチャイン艇です

「ポーランドの至宝」 展

12/21,県立美術館に「ポーランドの至宝」を観て来ました。

新聞等で人気の高いこの特別展は、Week Dayで
しかも雨天にもかかわらず、駐車場は満車状態でした。

私のお目当てはオランダ最高の巨匠の一人、レンブランドの
「額縁の中の少女」と「机の前の学者」です。

「額縁の中の少女」」は2004-2006年の調査で、
レンブランドオリジナルと確定しました。
またこの2点は、まだオランダ、ドイツ以外では公開されて
おらず、日本が世界で3番目のようです。

そんな理由もあってか、なかなか美術書には載って
いない絵です。
これから世界でブレークするかも知れませんね。


私の美術鑑賞はまだ、初歩の初歩の段階です。
正直言って、名画とそうでない絵の区別がなかなか
つきませんから。(笑)

一通り他の絵も観てから、再度観直しました。
30分くらいかな、集中して。

次第に、吸い込まれていく奥深さを感じました。
特に目が。
他の絵とははっきり違います。


音楽も絵画も、聴き入る、観入ることが
まずは大切ではないかと、改めて思いました。


1641年作 「額縁の中の少女」


1641年作 「机の前の学者」

12月の 「オペラへの招待」

12/16の教材は、ロッシーニの代表作 「セヴィリアの理髪師」でした。

彼の喜歌劇は底抜けに明るく、装飾歌唱もめずらしく、
結構楽しめます。
しかし、聴き続けていると、曲芸的な節回しに
飽きが来るのは私だけでしょうか ?

「装飾歌唱の声楽様式がドラマや言葉の理解の阻害要因
として批判の対象になりました。
結果的に19世紀のオペラの流れをドラマ重視に導いた。」

と音楽書には書いてありましたが。

ロッシーニに言わせれば、「これが私のオペラなんです。
それがどうかして ? 」

と言って反論するでしょうね。(笑)


スペイン人の演出はやはり、衣装の色彩もハデハデ。

ヴィオラ演奏家 今井信子

12/09、世界的名手のヴィオラ奏者、今井信子さんのコンサートを聴きに行きました。

今井さんを知るきっかけは一枚のMDでした。

ウィーンのお土産に頂いたクッキーの中にMDが
入っていました。美しいヴィオラのソロでした。

ヘンデルのオペラ「リナルド」のアリア「私を泣かせてください」でした。

ヴィオラの持つ音色の美しさとともに、今井さんが世界的なヴィオラの名手だったのです。

モーツァルトがこよなくヴィオラを愛したことと、あいまって
彼女の自叙伝とも言える本 「憧れ」 を読みました。

まさに音楽への憧れの人生、そのものです。
その突進力、ただただ感嘆するばかりでした。

ステージ上の今井さんはキリッとしていて、
オーラを感じました。
美しい音色にも魅せられました。

世界を仕事場にできる事が、一流の証しでしょう。


今井さんは優秀な日本女性の象徴です。

11月の 「オペラへの招待」

11/25、モーツァルト「魔笛」が教材でした。
吉永先生は2006年のモーツァルト・イヤーに、「魔笛」の論文を書いているだけにとても詳しかった。

予定より30分程多い、2時間半の休憩なしの熱弁でした。
本職の美術館での仕事も、こんなんでしょうか ? (失礼)

メルヘンティックな、そしてミュージカル的なオペラとして軽い気持ちで聴けば、それはそれなりに楽しいのですが。
それだけではつまりません。でも取っつきにくいんです。
理由はフリーメイソンの崇高な思想が背骨となっているからです。

ただ先生の論点はフリーメイソンの考えと相違した個所にこそ、モーツァルトの本質的な考え方、理想が開示されていると言われるのです。

例えばフリーメイソンは女性蔑視の考えですが、
モーツァルトオペラには 「情念」-「試練」ー「愛の浄化」 という人間愛の一貫性があり、この「魔笛」が愛の最終的な
理想表現にもなっています。

19世紀からの「椿姫」、「アイーダ」、「カルメン」、「トスカ」、「サロメ」等々のほとんどのオペラは、この「情念」(欲望)の
世界をリアルに取り上げています。

オペラにおいてもモーツァルトは、ユニーク(比較できない)な
存在になるわけです。


いつになくオメカシの先生、広響コンサート直行のようで。

西本智実 with M.マイスキー

11/23、ヨーロッパで活躍している日本人女性指揮者の
西本智実と、世界屈指のチェリスト、ミッシャ・マイスキーが広島にやってきました。
同行のラトビア国立交響楽団はマイスキーの生まれた国
でもあります。

マイスキーはどうしても見たかったので、半年前にチケットは購入しました。会場の旧厚生年金会館は満席でした。
大変な人気です。 それとも西本智実かな ?

彼の中音域は澄み切っていて、そして奥深い趣が、私は
とても好きです。やはり健在でした。

ドヴォルザークのチェロ協奏曲ロ短調の次(アンコール)に
弾いてくれた、チャイコフスキーのオペラ「オネーギン」の
第2幕、レンスキーが決闘の前に歌う 「いずこへ いずこへ
去りしか」 はしみじみしました。でもマイスキーといえども、
やっぱりこの曲は、ヴォーカルが良いですね。


会場案内の若い男性スタッフが撮影禁止、携帯禁止を
何度も何度も、しつこく言い続けるのは如何と思います。

アジア人特有の、お節介と騒がしさです。
彼らがむしろコンサート会場の雰囲気をぶち壊しています。
静かな居心地を演出するのが、お仕事ではないのですか ?

1万円を超すチケットを買うクラシックファンの、少なくとも
我らおじさん、おばさんたちはもっと成熟しています。

そんなこと言われなくても分かりますよ。
演奏中、携帯が鳴ったら恥をかくのは自分ですから。

成熟していないのは、会場案内のスタッフでは ?

無理解な者が、精通している客に、何度も注意を促す。
おかしげな構図で、大変滑稽で、笑っちゃいます。

社会全体の、オトナ化が必要でしょう。 (怒)



演奏終了後に写真を撮って、一体誰が迷惑するのでしょう ?