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オペラ

オペラ <皇帝ティートの慈悲>

今年最初のMETライブビューに出かけた。
モーツァルトの<皇帝ティートの慈悲>である。

弟子達にかなりの部分を任せ、わずか18日間で完成
させ、手抜きのオペラとも言われている。

しかし有名な三つのアリアは、モーツァルト自身が
作曲しているはず。

聴き入ってみると、いつもながら物悲しさを感じる。

シンプルで、透明な旋律。
暗い音色のクラリネット、バスクラリネットのオブリガート。

何故なんだろう ?

亡くなる数か月前の作品からして、恐らく死期を
感じていたんだろうか。

借金、健康、仕事、そして妻の浮気。

いろんな問題を抱えて。。。。


セスト役はママになったラトビアのエリーナ・ガランチャ
彼女の歌う<カルメン>には、釘づけになってしまう

オペラ < テンペスト >

MET Live Viewing の第3作目 <テンペスト> の
視聴に出かけた。

原作はシェークスピアの戯曲。
作曲はイギリスの現代作曲家、トーマス・アデス。
自身の指揮でもある。

予備知識無しで臨んだが、案の定馴染めない。
ワーグナー以上である。 (笑)

不協和音、頻繁に変化するリズム、飛び交う高低音。
これが現代オペラなのか ??

前半は盛んに睡魔が襲う。
前の席の女性は途中で退散したようである。

しかし、食わず嫌いはいけない。
新しい発見が必ずある。

素晴らしい歌手との出会い。
特にアリエル役のオードリー・ルナはすごい
ソプラノ歌手のようだ。


ルナの音域なら、<魔笛>の夜の女王は簡単でしょうね

オペラ < オテロ >

MET の2作目はヴェルディの <オテロ>。
原作はシェークスピアの「オセロ」。

私にとってかなり難解なストーリーである。
いや、まだまだ勉強不足であろう。

単なる嫉妬、愛憎の物語なのか ?
社会矛盾、人種、家父長制が横たわっているはず。

私の持つDVDは、映画化された<オテロ>。
オテロがドミンゴ、デズデーモナがリッチャレッリ。
監督はゼッフィレッリ。

1986年製作のベスト・キャスティング。
戦後、文化のピークは世界も日本も1980年代では ?

太り過ぎのオテロ(将軍)役ボータ、最盛期をかなり
過ぎたデズデーモナ(若妻)役はフレミング。

歌えれば容姿、バランスは、二の次の感がある。
従って臨場感が伴わない。

METといえども常にBESTは難しいのだろう。

消化不良なので早速、Amazonに「オセロ」の単行本を
クリッリした。 (笑)


フレミングのしゃくりあげる歌唱には違和感を感じる

オペラ <愛の妙薬>

11月からいよいよ、MET Live Viewingのスタートである。

この企画は、メトロポリタン歌劇場のライブ録画を一か月弱で映画化し、全世界に配信するというハイテクを使用した、いかにもアメリカ人らしい大胆なものである。

全12作の内、第1作目はドニゼッティの<愛の妙薬>。
従来のドタバタ喜劇から、恋物語風にアレンジした演出。

昨年と同様、売れっ子ソプラノ、アンナ・ネトレプコの登場。
ふくよかさは相変わらず。
しかし声量は昨年よりも、より豊かになっている。

恋人役ネモリーノの歌う有名なアリア「人知れぬ涙」には、
私も涙が出てしまった。とてもうまい。

多分聴衆は耳をそばだてて聴いているのだろう。
自身の持つDVDでは、このアリアにアンコールシーンが
ある。

METのオペラは舞台にお金を掛けているだけあって、
臨場感があり、とても見応えのある出来栄えであった。

感動の余韻が残る昼下がりは、何も仕事をする気に
なれなかった。 (笑)


アディーナ役のロシアの歌姫、アンナ・ネトレプコ
快活な彼女はアメリカの舞台を楽しんでいるようだ。

世界遺産ヴェネツィア展

広島県立美術館の特別展、"世界遺産ヴェネツィア展`に行ってみた。

8月に北ドイツのリューベックに行って以来、島とか中州にできた中世の国家、都市に興味が出てきた。

貿易で富を築き、外部とは独立性をもたせ、栄えていく。

島内の規律の確立。
水路、海が城壁代わりとなる。

文化・芸術も発展していく。

そしていつかは滅びていく。

初秋の北ドイツ (7/7)

ベルリンのホテルは丁度動物園の近くであった。
今晩7:00のフライトまで十分時間がある。

せっかくなので午後から、動物園に行った。
簡単な柵内に動物がいた。
ゾウ、シマウマ、キリン、サイ、カンガルー、etc 。
おとなしい動物ばかりである。

もちろんライオン、クマはおりの中であるが。 (笑)

ゾウには小さい子供がおり、人気の的であった。

動物のしぐさを見ているとほほえましく、時間の経つのを
忘れてしまう。

しかし、厳しい野生の中の生存競争が存在しない動物園
では、動物達はただジッとしているだけにも見えた。

死ぬまで生存競争の中に身を置くか、年金でジッと
生き長らえるか。。。。。


無事に帰り、しばらくは仕事に精を出そう。


母親は巨大ゆえ、子供に気配りができない。
しかし、親子には強い絆が感じられる。

初秋の北ドイツ (3)

とうとう念願のリューベック観光が実現できた。
旅行誌の表紙を飾るほどの美しい街である。

ハンブルグから特急で約30分、13~14世紀のハンザ同盟
が栄えたころに、その中心として最も繁栄を極めたのが
このリューベック。
周りの川、運河が城壁代わりになり、外敵を守った事を
うかがえる。

シンボルのホルステン門、自体の重みで傾いており、
何かユーモラスな趣で出迎えてくれた。
ホテルはそのすぐ前。ラッキーです。
どうして空室があったのだろう。

一番の興味はマリエン教会。
バッハがパイプオルガンに魅せられて通いつめたらしい。
とにかく教会もパイフオルガンも巨大である。

1941年の英軍の空襲で破壊され、戦後復元された。
メチャメチャにされた国土、民族、建物を地道に
元通りにしていく。
そこには時間軸、出費は問題ではない。

何が大切なのか、国も国民も一致しているのでは。

改めて日本の未成熟さを自戒してしまう。


1464~78年に建てられた市城門、ホルステン門。
壁の厚さは3.5mにも達するらしい。

初秋の北ドイツ (2)

ハンブルグのホテルは地下鉄の駅からすぐ近くで
助かった。
幸い、空港で三日間のハンブルグチケットを券売機で
買えることができた。

これがあれば市内の電車、地下鉄、バスは乗り放題。
美術館も割引が効く。

二日目の8/25、早速市内観光に出発した。
港町だからまず船を見たい。海から100kmもエルベ川を
上ったハンブルグは、港というより河口である。

倉庫街の一角に現在建設中の「エルベフィルハーモニー
ハンブルグ」を見た。
赤レンガの倉庫の外壁をそのまま残し、その上に
コンサートホールが出来上がる。
強烈に驚いた。何という発想なんだろう !!
日本なら倉庫を撤去してから建てるんだろうね。

次は市立美術館。ハンブルグ駅のすぐ近く。
世界的な名画は少なかったと思う。
ナポレオンの肖像画が印象に残った。
すべてを視透せる眼力。
国のトップに見せてあげたい。

ブラームス博物館、テレマン博物館にも行ってみた。
ブラームスの時代(1850年ごろ)は写真が出始める。
歴史に残る音楽家を写真で見るのは、何か違和感を
感じる。
確かにクララ夫人は才女で、美人である。

隣のテレマン博物館ものぞいてみた。
モーツアルト以前の、いわゆるバロック音楽が好きな私は
ブラームスより正直興味を持った。
館長は情熱を持って、丁寧に説明してくれた。

質問する私のことを 「音楽家ですか ? 」 と言ったのには、
ビックリと同時に、少々うれしかった。 (笑)


音響設備は日本人が設計したとか。
戦火で破壊されたベルリンと同様、
ハンブルグも魅力的な大都市に変貌している。


ハンブルグで膨大な数の作曲をしたテレマン。
愛用の小型のチェンバロ。

初秋の北ドイツ (1)

今年のHanse Group Dealer Meetingは例年より、
一か月遅れの8/27-8/29となった。
三日早めに出発して、ハンブルグに二泊、
リューベックに一泊してから、本社工場のある
グライフスバルトに入ることにした。

トルコ航空の機内で、山口県の大島在住の牧師、
辻さんと親しくなった。
ドイツに嫁いだ娘さん夫婦とお孫さんに会いに行くとの。
ハンブルグで合流後、デンマーク国境の島で夏休み。
偶然、帰りもイスタンブールから一緒になるので、
お話を聞いて見よう。

夜はハンブルグ国立歌劇場で、ミュージカル
「ウエストサイドストーリー」を観た。
夏はオペラはお休みなので仕方がない。
この歌劇場も来たかったひとつである。

オペラに慣れると、マイクを通した歌には抵抗が出てくる。
確かに上手いのだが。。。。

ヨーロッパ人の演じる「ウエストサイドストーリー」は紳士
すぎるような感じもした。


ハンブルグ国立歌劇場。
場内ではヨーロッパ人の上品さが随所でうかがえる。

オペラ < エルナーニ >

MET第9作、ヴェルディの<エルナーニ>を観に出掛けた。

この演目は初めてである。
最近はそれがウエルカムになって来た。
私のレパートリーが増えるし、新しい発見も多い。

モーツァルトのオペラはハッピーエンドで終わる。
しかし、ヴェルディの作品は殆どが悲劇で終わる。
案の定、この<エルナーニ>も同じであった。

3人の男が1人の女性を奪い合い、最後は愛する本命の
男とともに自決する。
残酷な復習を企てられ、最後は「死」 に追いやられた。

オペラ 「オテロ」 のヤーゴを思い出す。
男の嫉妬も怖いものだ。

今回の新しい発見は、エルヴィーラ役のアンジェラ・ミード。
4年前に代役で、METにデビュー。
医学生からオペラ歌手に転向の若干33才。

いかにもアメリカらしい。



体の大きなアンジェラ・ミードは大ホールのMET向き。
豊かな声量、成長真っただ中の若きオペラ歌手。