ブログを書くようになって、コンサートにも積極的に行くようになりました。
そんな訳で出かけました。
正直言ってあまり、感動はなかったです。一人だけ安心して聞けましたが、あとは残念です。
むしろ、ピアノの伴奏者の方に、耳が傾いてしまいました。
まだ未熟者の私ですが、具体的にコメントしますと
1. 声が小さい。
2. 音程がよくはずれる。
3. 有名でない曲目が多い。
声はそれぞれ歌手によって異なるから、個性的な声を聞きたかったし。
何よりも安心して聞きたいですね。テノールのドミンゴのように。
望むのは無理なんだろうか ?
この落差って、どのくらいなんだろう ?
それほど、歌を聞かせることは難しいものだろうか ?
このつぎは感動的なコンサートに出会えますように。

勢ぞろいした出演者たちのフィナーレ
広島市とハノーバー市との、姉妹都市提携25周年式典として、オペラ歌手カルメン・フッギス(コロラトゥーラソプラノ)さんのコンサートに行ってきました。コロラトゥーラとは一番高い声を出すソプラノのことと、思いますが。
なんと無料でした。ラッキー!!
前半はシューベルト、シューマン、ブラームスの歌曲、後半はヨハン・シュトラウス、レハールのオペレッタから。
特に、「こうもり」より "侯爵さま、あなたのような方は" が良かったです。
こんなすばらしい歌手がハノーバーで活躍されているのなら、ヨーロッパ各地に世界一線級のオペラ歌手が
いることにもなりますね。
今後ヨーロッパの都市に行ったらまず、オペラハウスを探すことにしましょう。
でもハンゼヨットのある、あの田舎のGreifswald(ベルリンから真北方向の港町)には多分、オペラハウスはないと思いますが。。。。
今度聞いてみましょう。
チャイコフスキーの「オネーギン」の音楽はとても美しかった。アリアはメロディックではないのに音楽は情景的でTOTALとして歌と音楽が高い次元で溶け合っている感じがしました。
モーツァルトにもヴェルディにもない音楽の流れ(バレエ音楽的な?)のようなものも感じられました。
また舞踏会の場面はもう、バレエ音楽の第一人者であるチャイコフスキーの独断場で、目が釘付けになりました。
原作を注文し、さらっと読んでみました。まだ十分、理解したわけではありません。でもちょっとだけ満足です。
読んだ行為に満足かな?
チャイコフスキーは掘り下げてみたい作曲者の一人に加えられました。
もう一曲、オペラ「スペードの女王」を聴いてみる事にしましょう。

「オネーギン」のオペラDVDと原作
オペラの三役は何と言っても、オペラ歌手、指揮者及びオーケストラそして演出家と成ると思います。
オペラに興味を持ち始めると知りたいことばかりで一杯です。
作曲者、オペラ歌手、指揮者、オーケストラ、演出家、台本家、原作等とめどもなく出てきます。
インターネットで検索できる現代ですから、本も、CDも、DVDもクリック一つで手に入ります。
最近のオペラの演出は前衛化しているのか知りませんが、背広を着たドンジョバンニ、下着姿のヴィオレッタ(椿姫)が登場して来ますが、奇抜的で目新しい感じはしますが果たして芸術としてほんとうに後世に残るかどうか疑問です。過去には戻れないと言ってしまえばそれまでですが。
使い捨ての演出のような気がして。
映画と同様、オペラも映像として記録に残るのですから、すばらしい演出のものを見たいと思います。
ヴィスコンティ、ゼッフィレッリ、ポクロフスキー等の名演出家のオペラを鑑賞すると何度見ても感動を呼ぶ、演出と思います。(もっともっと名演出家はたくさんいると思いますが)
マリア・カラスのことでヴィスコンティを知り、彼に憧れ、そして写真集「ヴィスコンテイの遺香」を買いました。
仕事に対するとてつもない情熱、物事に対するこだわり、やはり芸術家です。
指揮者、フルトヴェングラ-の著書に 「芸術家とは純情と献身にきびしく生き、その偉大な古典の故郷を限界まで追求する人にほかならない。そういう人間こそ芸術に、はじめて意味と価値を与えるのである。」
先日のベルリン国立音楽大学のファルティン教授を拝見させていただき、まさに確信を得た感じです。
早速、チャイコフスキーのオペラのDVDを注文し、今日の夕方自宅に届きました。先ほど一回目を聴き、少し興奮気味です。曲目は「エフゲニー・オネ-ギン」です。2000年、ボリショイ劇場に於けるライブものです。
「スペードの女王」も良いな、と思いましたがやはり旬なころの作品が良いと思いまして。
1877年、当時37歳の彼はそのほかに、バレエ音楽「白鳥の湖」、ピアノ協奏曲第1番等も発表していました。
アントニーナとの短い悲劇的な結婚、未亡人ナジェージタとの交際が丁度オーバ-ラップする時期に、このオペラは作曲,完成されたことになります。
良いです。チャイコフスキーのオペラも。もう数回、聴けばたぶん体に染み込みます。
モスクワのオペラ歌手も大変すばらしい声をしています。それと巨匠ポクロフスキ-の演出は最高です。
第二幕で "決闘の場" があります。原作者プ-シキンも、実際に決闘で命を落としているとのこと。
コワイ、コワイ。。。
プ-シキンってどんな人間なんだろう。いちど原作を読んでみたくなりました。
本「音楽家の恋文」を読むと感性豊かな、音楽家たちの恋愛は高貴なものも、卑しいものもそれぞれで、とても驚きでした。中でもチャイコフスキーの恋愛は特に個性的で今でも記憶に残っています。
チャイコフスキー36歳、モスクワで一番の富豪ナジェージダ未亡人45歳の恋愛は、お互いに決して会わないという二人の取り決めから、スタ-トしました。なんとこの交際は14年間も続きました。交わされた手紙は数千枚ですから、チャイコフスキーは毎日のように恋文を書いていたことになります。
会わない理由は二つ。音楽家側と未亡人のパトロン側です。一つ目はチャイコフスキーの異性と親しく付き合う事への絶対的な嫌悪、二つ目はナジェージダが人生の半ばをすぎ、美男子のチャイコフスキーに会うのは相応しくない。でも一つ目の理由が支配的。
圧巻はナジェージダの提案で別々にフィレンツェに旅し、たった一キロしか離れていない二軒の豪華な別荘で、それぞれ春を迎えたのです。もちろん手紙は毎日のように交わされていたのでしょう。チャイコフスキーは「あなたのおそばにいるんだという意識を楽しんでいます」と。
チャイコフスキーが賢明に距離をおく事により、人間的にも、芸術的にも、そして経済的にも貴重な意味を持った事になります。
チャイコフスキー53歳で息を引き取りました。そしてほんの数週間後にナジェージダも亡くなりました。。。。
そうだ!! チャイコフスキーのオペラ、まだ聴いてないんだ。
先日アマゾンから音楽書の案内のメ-ルがあったので、同サイトで音楽書二冊を購入のクリックをしたところ、どういう間違いかわかりませんがマリア・カラスのDVD「エターナル・マリア・カラス」も含んでいました。すでにこのDVDは持っているんですよ。すぐにキャンセルの操作をしたんですがすでに発送準備となっていてキャンセル不可能になっていました。腹が立つやら。返品も可能のようですが複雑のようで。何とかなりませんでしょうか? こんな無味乾燥な、儲け主義のビジネスのやり方を!!
でも今後「クリック」は慎重にしないと。反省です。
おかげで昨年夢中になってしまったマリア・カラスの事が思い出されました。「写真集 マリア・カラス 伝説の肖像」を買いました。すでに絶版になっているんですが古本のサイトで探しました。発売当時は数千円でしたがなんと十倍の数万円の値が着いていました。
清水の舞台から飛び降りる気持ちで買いました。音楽書と対比して見るととても臨場感があり、買ったことに満足をしています。
その中で私の一番お気に入り写真は「蝶々夫人」のスナップです。1955年8月、カラヤン指揮、ミラノ公演の宣伝用写真で、あのカラスがとても可愛らしく写っています。そう、同じプッチーニの「ジャンニ・スキッキ」の中のアリア「私のいとしいお父さん」もとてもかわいい声で歌っていますね。あの怖-いカラスが。(カラスさんゴメンなさい)
私にとって、モーツァルトそしてカラスはもっともっと勉強したい分野です。参考資料も沢山出ていますから。

マリア・カラスの蝶々夫人
5/6の16時から終了コンサートとお別れパーティに参加させていただきました。14名の生徒さんがそれぞれお得意なリート(歌曲)、オペラアリアを歌ってくれました。レッスンのときには不安そうでしたが本番は堂々としていてプロ一歩手前、な歌いっぷりでした。
でも歌を作り上げていく作業はとてもとても努力の要ることだと再認識しています。
また舞台に立つ人、スポ-ツ選手は本番に実力を発揮できなくてはなんにもならないから大変と思いますが、達成できたときの喜びは格別と思います。(ビジネスの世界にはこんなことはあまりないと思いますが)
終了コンサートの終わった後はファルティン先生のお別れパーティです。先生はパーティの後、広島空港のホテルに泊まり、5/7の早朝に成田からベルリンにフライトする予定で、パーティではもう旅立ちの服装に着替えられていました。とてもエネルギッシュです。

帰国前のファルティン先生を囲んで、音楽のお話は尽きない
二日目の今日は朝10:15から18:30まで9人の生徒さんがそれぞれ45分の持ち時間でレッスンを受けました
。その中に私の好きなモーツァルトの「ドンジョバンニ」のツェルリーナ,「コジ・ファン・トゥッテ」のドラベッラの
歌うアリアがありました。先生がツェルリ-ナの気質,ドラベッラの性格を事細かに解説してくれて大変勉強になりました。
なかなかプロ歌手のようには歌えないようですが,一人プロレベルの女性がいたと思います。
キラッと光る才能のようなものに出会うと思わずその歌に引き込まれて行くように気がします。
ヨ-ロッパでは世界的に有名なオペラ歌手が音楽大学の教授になり生徒を精魂こめて教えるわけですから,またそこでレベルの高いオペラ歌手が誕生してくる正のスパイラルが生まれていると,日本のオペラ歌手も世界の桧舞台に生半端な努力では上れないのがよく理解できます。まあー,オペラそのものはヨ-ロッパの文化ですから仕方がないと言えばそれまでですが。。。 言葉の弊害もあるし。。。
でも日本のオペラ歌手の卵達,がんばってほしい。こんなにすばらしい芸術って他にあります?
5月6日は最終日でコンサ-ト,お別れパーティがあります。今から楽しみです。
それまでは仕事モードです。
ベルリン国立音楽大学のファルティン主任教授
今まではオペラはステ-ジ,DVD,CDで聞いてきました。つまり当然一曲を通して一回だけを聞いてきたわけです。
今回,オペラ歌手の卵達のレッスンを聴講する機会がありましたので行ってみました。
まさに芸術の一歩手前の,つまり歌う技術をどう習得するかの段階でしたが彼女,彼氏達の(ほとんど音大生でしたが)歌に対するひた向きな姿勢に感動しました。
人生の醍醐味は自己実現にあるものだと常々思っていましたが歌を通して自己実現してるな,うらやましいねとも思いました。
先生はドイツからわざわざこの為に来日され,とても親切に厳しく具体的に指導されていました。
先生曰く,技術はすべて言葉で表現が可能だと。だとすると芸術はすべて言葉では言い表せないという事に
なります。なるほどね。
先生はオペラ歌手でドイツの有名な歌劇場で歌ってきました。「魔笛」夜の女王,「後宮からの逃走」コンスタンツェ,「椿姫」ヴィオレッタ,「こうもり」アデーレ,「蝶々夫人」蝶々夫人等
格好良い!! あこがれちゃいました!!
時々生徒に聞かせてみせる有名オペラのアリアのワンフレーズ,あの表現力には度肝を抜かれました。
声という楽器はそれぞれ音色が異なります。今日の生徒さんたちもみんな違います。
歌としては未完成でもいろんな声に出会えて楽しかったです。
もう2回聴講しましょう。最終日は仕上げとしてコンサートもあるし,先生も一曲歌ってくれればと思ったりして