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オペラ

マリア・カラス写真集

先日アマゾンから音楽書の案内のメ-ルがあったので、同サイトで音楽書二冊を購入のクリックをしたところ、どういう間違いかわかりませんがマリア・カラスのDVD「エターナル・マリア・カラス」も含んでいました。すでにこのDVDは持っているんですよ。すぐにキャンセルの操作をしたんですがすでに発送準備となっていてキャンセル不可能になっていました。腹が立つやら。返品も可能のようですが複雑のようで。何とかなりませんでしょうか? こんな無味乾燥な、儲け主義のビジネスのやり方を!!
でも今後「クリック」は慎重にしないと。反省です。

おかげで昨年夢中になってしまったマリア・カラスの事が思い出されました。「写真集 マリア・カラス 伝説の肖像」を買いました。すでに絶版になっているんですが古本のサイトで探しました。発売当時は数千円でしたがなんと十倍の数万円の値が着いていました。
清水の舞台から飛び降りる気持ちで買いました。音楽書と対比して見るととても臨場感があり、買ったことに満足をしています。

その中で私の一番お気に入り写真は「蝶々夫人」のスナップです。1955年8月、カラヤン指揮、ミラノ公演の宣伝用写真で、あのカラスがとても可愛らしく写っています。そう、同じプッチーニの「ジャンニ・スキッキ」の中のアリア「私のいとしいお父さん」もとてもかわいい声で歌っていますね。あの怖-いカラスが。(カラスさんゴメンなさい)

私にとって、モーツァルトそしてカラスはもっともっと勉強したい分野です。参考資料も沢山出ていますから。



マリア・カラスの蝶々夫人

2008年05月10日 05:30
公開レッスン聴講 (その3)

5/6の16時から終了コンサートとお別れパーティに参加させていただきました。14名の生徒さんがそれぞれお得意なリート(歌曲)、オペラアリアを歌ってくれました。レッスンのときには不安そうでしたが本番は堂々としていてプロ一歩手前、な歌いっぷりでした。
でも歌を作り上げていく作業はとてもとても努力の要ることだと再認識しています。
また舞台に立つ人、スポ-ツ選手は本番に実力を発揮できなくてはなんにもならないから大変と思いますが、達成できたときの喜びは格別と思います。(ビジネスの世界にはこんなことはあまりないと思いますが)

終了コンサートの終わった後はファルティン先生のお別れパーティです。先生はパーティの後、広島空港のホテルに泊まり、5/7の早朝に成田からベルリンにフライトする予定で、パーティではもう旅立ちの服装に着替えられていました。とてもエネルギッシュです。


帰国前のファルティン先生を囲んで、音楽のお話は尽きない

2008年05月07日 17:44
公開レッスン聴講 (その2)

二日目の今日は朝10:15から18:30まで9人の生徒さんがそれぞれ45分の持ち時間でレッスンを受けました
。その中に私の好きなモーツァルトの「ドンジョバンニ」のツェルリーナ,「コジ・ファン・トゥッテ」のドラベッラの
歌うアリアがありました。先生がツェルリ-ナの気質,ドラベッラの性格を事細かに解説してくれて大変勉強になりました。
なかなかプロ歌手のようには歌えないようですが,一人プロレベルの女性がいたと思います。
キラッと光る才能のようなものに出会うと思わずその歌に引き込まれて行くように気がします。

ヨ-ロッパでは世界的に有名なオペラ歌手が音楽大学の教授になり生徒を精魂こめて教えるわけですから,またそこでレベルの高いオペラ歌手が誕生してくる正のスパイラルが生まれていると,日本のオペラ歌手も世界の桧舞台に生半端な努力では上れないのがよく理解できます。まあー,オペラそのものはヨ-ロッパの文化ですから仕方がないと言えばそれまでですが。。。 言葉の弊害もあるし。。。
でも日本のオペラ歌手の卵達,がんばってほしい。こんなにすばらしい芸術って他にあります?
5月6日は最終日でコンサ-ト,お別れパーティがあります。今から楽しみです。
それまでは仕事モードです。

 
ベルリン国立音楽大学のファルティン主任教授

2008年04月30日 23:58
公開レッスン聴講 (その1)

今まではオペラはステ-ジ,DVD,CDで聞いてきました。つまり当然一曲を通して一回だけを聞いてきたわけです。
今回,オペラ歌手の卵達のレッスンを聴講する機会がありましたので行ってみました。
まさに芸術の一歩手前の,つまり歌う技術をどう習得するかの段階でしたが彼女,彼氏達の(ほとんど音大生でしたが)歌に対するひた向きな姿勢に感動しました。
人生の醍醐味は自己実現にあるものだと常々思っていましたが歌を通して自己実現してるな,うらやましいねとも思いました。
先生はドイツからわざわざこの為に来日され,とても親切に厳しく具体的に指導されていました。
先生曰く,技術はすべて言葉で表現が可能だと。だとすると芸術はすべて言葉では言い表せないという事に
なります。なるほどね。
先生はオペラ歌手でドイツの有名な歌劇場で歌ってきました。「魔笛」夜の女王,「後宮からの逃走」コンスタンツェ,「椿姫」ヴィオレッタ,「こうもり」アデーレ,「蝶々夫人」蝶々夫人等 
格好良い!! あこがれちゃいました!!
時々生徒に聞かせてみせる有名オペラのアリアのワンフレーズ,あの表現力には度肝を抜かれました。
声という楽器はそれぞれ音色が異なります。今日の生徒さんたちもみんな違います。
歌としては未完成でもいろんな声に出会えて楽しかったです。
もう2回聴講しましょう。最終日は仕上げとしてコンサートもあるし,先生も一曲歌ってくれればと思ったりして

2008年04月29日 19:34
3月はワーグナーに挑戦

GWで暇時間があるので3月にウィ-ン国立歌劇場(シュターツオーパ)に行った記憶を思い出してみました。

少しずついろんなオペラを聞き始めていますがなぜかワーグナーを避けているようです。以前「音楽家の恋文」という本を読んだときモーツァルト、ワーグナー、シューマン、ブラームス、チャイコフスキー、マーラー等の恋文が登場してくるのですが、どうしてもワーグナーの人格に馴染めなくて。それとアリアがメロディックではないこともあるようです。でも満遍なくオペラをまず聞くことが必要とも思っていました。そんなとき3月20、22、26日にウィ-ン国立歌劇場で日本人オペラ歌手、藤村実穂子がワーグナーのオペラ「パルジファル」のクンドリ役で出演することを知りました。日本人のオペラ歌手が世界でどの位のポジションなのか? それとやはり応援したい。ということもあってチケットを手配し、3/21に成田からウィ-ンに飛びました。オペラを観劇する場合あらかじめ予習という意味でDVDも買って何度か聴きましたがこのオペラ、上演時間が4時間を超えるもので途中で眠くなってしまいました。普通のオペラは2時間程度ですからなんと2倍の上演時間となります。(チケット代はなんら変わりませんが) 案の定、途中でコックリコックリしました、時差ボケもありますし。
藤村実穂子のクンドリはとてもうまいと思いました。彼女の並々ならぬ努力が桧舞台に上がらせたものだと思います。それに日本の女性は特に優秀ですから。
ワーグナーの音楽はとてもきれいなハーモニーですがメロディックではないので正直言って今は馴染めません。
それとワーグナー自身の書いた台本が台本家のものと比べるとどこか違和感があります。でもこの難解なオペラに挑戦したのですから、他のどんなオペラでも聴き通せる変な自信が着きました。

3/23はもうひとつのオペラ劇場、フォルクスオーパでプッチーニの「トゥーランドット」がありましたので観劇しました。現代すぎる演出で馴染めませんでしたが異なるオペラ劇場に行けたこと、良かったです。


「パルジファル」のカーテンコール、左から二人目が藤村実穂子


幕間にはゆっくりドリンクを、ホワイエは社交場に変身

2008年04月28日 18:55
スザンナという女性

2006年ザルツブルグ音楽祭で<フィガロの結婚>のスザンナ役を演じたロシアの売れっ子オペラ歌手,ネトレプコ(ソプラノ)へのインタビューでスザンナ像を彼女はこう解釈していました。
すべての面において魅力的な男性はおらないから,女性は同時に別の人にも惹かれ,それぞれの魅力的なところを好きになる事もあり得るわけです。
結婚当日でもスザンナが伯爵に対する複雑な気持ちをいだいたのはその為でしょう。
フィガロとスザンナは幸せにはなるだろうけれど,ほんとうの幸せにはなれないだろう。人生なんてそんなものでしょうと。
妙にオペラ歌手の登場人物解説には説得力を感じられました。なぜってオペラ歌手は超人的な能力を持っているわけですから。
ここまでの人間描写を音楽で表現しちゃうわけですから,やはりモーツァルトは天才の中でも別格と言わざるを
を得ませんね。
天才の残していったものに気が付いて,その作品を思う存分味わうことができる良い時代に、生まれたと思います。

2008年04月16日 21:05
オペラ 『フィガロの結婚』 の主役はスザンナそれとも伯爵夫人。

奥が深いですね。まだまだ中モーツァルトの有名なオペラ<フィガロの結婚>の主役は当然スザンナと思っていました。だって登場人物はスザンナを中心に旋回しているし,ケルビーノ・伯爵夫人・フィガロのピンチから救うのは決まってスザンナでもあるから。
でも先日読んだある本では主役は伯爵夫人と書いてありました。フィガロもスザンナも狂言まわしにすぎず
このオペラは実は,女の愛と生涯の一番重要な一断面を非常にきわどく描いているとのこと。もちろん伯爵夫人によって。
2006年モーツァルトイヤーのザルツブルグ音楽祭の<フィガロの結婚>では確かにレッシュマンの演じる伯爵夫人が非常に強烈で,確かに主役は伯爵夫人であると言えないとも限らないと思いました。
モーツァルトのオペラはやはり村君,勉強が足りませんね。

2008年04月15日 22:11