毎年新しいぎ装品とか、アイディアを会場で発見することができます。
一点目がバウスラスターです。今までの歴史は、
船腹を貫通する従来型。
ペラが出入りできるレトラクタブル型
箱型を後から取り付ける外付け型
そして今年見るアタッチメントハル型(勝手に名付け)
最近は船首がV型ではないので、従来型のバウスラでは
ペラが水面に出てしまいます。
外付けと従来型の中間を狙ったと思います。
従ってこの部分のボトムラインが多少盛り上がります。
レトラクタブル型が高価、複雑なためこんな方法を
考えたと思われます。
ただ、ペラの清掃に問題はないかな ?
次にGPS画面にエンジン回転数、水温、油圧、排気温度、電圧、燃料計等を表示させ、モニターとしても使うのではないかと思います。
エンジン、発電機、エアコン等の運転状態を機側に行かなくても把握できることは特に大型艇に関しては必要なことかも知れませんね。
バウスラひとつでも色んなアイディアが出てくるものですね
ベネトウ センス43,50 他多くで採用
将来ヨットに車のようなコンソールがお目見えするかも ?
ハンゼ495で登場のディスプレー
1/25-27は今年もデュッセルドルフボートショウを見学
しました。パソコンは修理のため、持参しなかったので
帰ってからの投稿となってしまいました。
ヨーロッパのヨット界はリーマンショックから完全に立ち直り、
たくさんのヨットが私達を楽しませてくれました。
なんと中国ビルダーからもレーサー/クルーザーが一艇出展
され、新艇ヨットの輸入量も含めて、残念ながら完全に中国
に追い抜かれてしまいました。
昨年ごろからボートに近いヨットが現れました。
ムーディ45,62DS、フィーリング48,52、ベネトウ センス43,50等です。
コクピットとキャビン面一のムーディ、ボートのフライブリッジの様なコクピットのフィーリング、キャビンを極端に底上げし自由に取り回しのできる接待向きのベネトウ センス。
コストパーフォーマンスの競い合いのプロダクション艇、確かな建造技術で高品質の北欧艇、100ftを超すラインアップを持つオイスター、CNB等の60ftクラス艇、思いを込めて一艇だけ出展する地元ビルダー等、100艇を超す新艇ヨットの
展示風景は圧巻です。
目をボートに向けてみますと、まだヨット程の完全回復は
ありませんでしたが、心配はいらないようです。
メガヨットのホールでは客船みたいなボートはありません
でしたが、ひょっとすると直前のライン川の増水で搬入が
できなかったかも知れません。
またSPACE ARTのギャラリーもあり、モダン化するメガヨットに掲げるには、非常に似合う絵画だと感じました。
残念ながら撮影禁止でしたが。
10日間の開催期間、40万人の来場者が訪れるIN-DOORでは世界最大規模のデュッセルドルフボートショウ。
ちなみに同市の人口は約59万人。
北欧を含めたヨーロッパのほぼ真ん中にあり、またライン川からの大型艇搬入も可能にさせたメッセ会場。
年間30回も開催する各種世界規模の展示会。
ホテル、タクシー、レストラン、オペラハウス(?) 等々も
潤うわけです。
やはりドイツ人は賢い。別のスタイルの観光立国です。
事情の許す限り、毎年訪れたい場所です。
特等席に構えるハンゼヨットはフルライン(32ft-63)を展示
X-ヨットは手前からXc-50,45,42,38のオンパレード
ホルヴェルグ・ラッシー (HR) も64ftまでのフルラインを展示
1/22は清水の折戸マリーナでX-302の引渡しを行いました。
朝一番、広島発6:00のぞみで、マリーナ到着は10:30。
11時には東京のOWNER、袴田様も車で到着。
引渡し説明後、穏やかな駿河湾でSAILNG。
こんなに間近に見える富士山。
清水から眺める伊豆の山々、海岸線の絶妙な距離感。
南からの心地よいウネリ。
青々した海の色。
クルージングを誘惑する材料ばかりです。
瀬戸内海のように周りに、島もカキ筏もないので、
リラックスして風景を楽しみながらSAILINGを楽しめました。
新幹線や飛行機の発達で、昔にくらべ日本も世界も
相対的にずっと小さくなりました。
今年の春から九州新幹線が全線開通します。
「 明日は鹿児島へ、ヨットを乗りに行こうか !! 」 なんて
言うことになりますね。
改めて駿河湾のすばらしさを再認識してしまいました。
定年後にヨットを始められるご夫婦は、以前に比較して
確かに多くなっています。
日本がより成熟社会に移行している現れと考えられます。
結論から申しまして、日本一周までくらいなら、35-37ftの
10年物の中古艇がBESTと思います。
定年後は時間に余裕が有りますから、滞在型のヨットライフ
になるでしょう。
従って、キャビン空間は快適性の絶対条件にもなります。
30-32ftは確かに狭いです。でも40ftは広すぎるでしょう。
ヨットの耐用年数は約20年、定年後10年間の乗艇を考えると、10年物が経済的でしょう。
20年経過しても売却できないことはありません。
予算があればもちろん新艇でも構いませんが。。。。
広島ならこのサイズ、50万円/年以下の係留料です。
そんな条件にピッタリのヨットがあります。
ベネトウオセアニス36CC(センターコクピット)の11年物です。
オーパイ、メイン・ジブファーラー等のショートハンドの装備。
ダブルベットのアフトキャビン、陸電エアコン、電子レンジ、
キャビンヒーター、CD外部スピーカー、テレビ等は快適な
ヨットライフを約束してくれます。
エンジン使用時間480HRが物語るように、キャビン内には
生活感は無く、綺麗さは温存されています。
更にワンオーナー艇ですから、大切に維持されています。
詳細写真は「中古ヨットコーナー」 を !!
存在感のある高めのセンターコクピット、読書も楽しいかも。
センターコクピット艇の売りは、大きなアフトキャビンです。
12/11、観音マリーナのクリスマスパーテイに参加しました。
毎年盛況になっていくこのパーティ、100数名の参加者との。
なごやかで、とても楽しい時間でした。
しかし一方では、出港されるオーナーが激減している
ようです。
海に出ることが、どんなに素晴らしいことか。
海への憧れ、忘れたくありませんね。。。。
そこに、すべての原点があると思います。
この笑顔と恥じらい。 女性はやはりパーティの華です。
12/4,5は初めて秋田マリーナに行ってきました。
秋田の方々には大変失礼ですが、まさか公営マリーナが
有るとは知りませんでした。
販売を依頼されていましたMoody36CCの商談が
目的でした。
博多寄港以来、約半年ぶりの彼女は綺麗にニス塗、そして
ワックス掛けされ、とても綺麗になっていました。
またキャビン内も私物が取り除かれ、スッキリし、
Made in England の雰囲気をかもし出していました。
直感的に、商談の成功を確信できました。
結果はその通りとなりました。
OWNERの御苦労に感謝いたします。
縁があって、このヨットは広島県に来ることになります。
とても楽しみです。
中古艇を販売するという行為は、結果的には作品作りと
思っています。
良い作品が沢山できあがれば、周りの評価も上っていく
ことになるでしょう。
前日の大嵐がうその様。真っ青な空、そして真っ白な富士山頂
Moody36CCは健全なクルージングヨットの代表選手でしょう。
14日は出雲の大社漁港を往復しました。
一般道で約180km、片道4時間の中国地方縦断です。
ウインクレル商会から依頼があり、昨年販売しました
デゲロ28MSの、一年後の点検です。
丁度、上架中でしたので船底までCHECKできました。
大きな問題も無く、一安心です。
ヨットの仕事はお客様の満足を得るというより、
安心を得るということが大切と常々思います。
特に命を預ける乗り物ですから。
大社漁港は、近くに暗礁がなく入出港しやすく、
浜田港から約45マイルの好位置にあるので寄港するには
とてもよい港と思います。
桟橋はありませんが岸壁に留めても、干満の差が日本海は少ないので安心と思います。
目の前にガソリンスタンドもあります。
時間があれば出雲大社にも歩いて行けます。
日本海側はマリーナが少なく、どうしても漁港に
入らなければなりませんが、かまえていない世界も
人情があって良いと思います。
奥の建物が漁協。たぶん気持よく留めさせてくれるでしょう。
10/1-10/3の3日間、横浜ベイサイドでのフローティングヨットショウに、ウインクレル商会の営業応援をしました。
年一回でも、日本を代表とするマリーナの風景を感じ取る
ことは、とても大切だと思っていますから、いつも楽しんで
接客をしています。
晴天に恵まれ、特に土、日曜日は見学者が多く、
昼食を取る時間もありませんでした。
ただ、NEW COMERのお客さんとか、すぐにでも買いそうな
お客さんとか、九州・北海道から飛行機で来られるお客さん等は、以前に比べるとめっきり少なくなっています。
このドル・ユーロ安というのに。
マーケットに活気、勢いがないんです。
近くのマリーナからの、単なる見学者ばかりなのです。
だから、商談のステージにならないんです。
やはり、景気の性なんだろうか ?
それとも、ヨットショウの宣伝不足なんだろうか ?
・関東は係留費が異常に高過ぎる。
・新艇が売れないから、良質の中古艇が出て来ない。
・ヨット遊びがマンネリ化している
・若者がヨットに興味を持たない。
まさに日本は、袋小路現象といえますね。
何か新しい視点が必要かも 。
レース・クルージングの一大イベントのようなもの。
例えば、昔の環太平洋ヨットレースのようなもの ?
それとも、業界が閉鎖的になっているんだろうか ?
ヨット先進国からアドバイザーを招き、徹底的に
大手術をしてもらうとか。
カルロス・ゴーンさんがやったように。
担当のムーディ41C(右)、そしてハンゼ350、ハンゼ320と続く
約一年ぶりの、元気なヴェラシスマリーナ・福田さん
結論から申しますと、「カップル(夫婦)が生涯、共に行動する文化」 をより社会化することでしょうね。
海外からのクルージング艇はほとんどカップルです。
デュッセルドルフ・ボートショウでも、カップルの来場者がかなりおります。
オペラハウスの観客も、ほとんどカップルです。
オペラのほとんどのテーマは 「愛」 です。
ヨーロッパ社会はきっと 「愛」 に対して、真剣でまじめなんでしょうね。
それを成就したカップルが、死ぬまで一緒に行動をするんでしょう。 多分。
ヨットはとてもよい受け皿になるわけです。
日本も近づいていますよ。少しずつ。
最近の中古ヨットの商談のお客様、かなりカップルが多くなりました。
しかし、私にはそういう講釈を言う資格はないようです。(失笑)
24ftのヨットはいろいろありますが、キャビン内で十分に
立てるヨットとめぐりあった事は、今までありませんでした。
今日見ましたブリティッシュハンター24(アメリカのハンターとは無関係)は、なんと180cm程の高さがありました。
計測長も7.9mですから、横浜ベイサイドマリーナのBバースに、うってつけのヨットでしょう。
「ヨットは小さくても、なんとかキャビンで立ちたい」と、
並々ならぬ英国人の執念が可能にさせたのでしょう。
・ できるだけフリーボードを高くする。
・ レイズドデッキを採用する。
・ ボトムラインを深くする
・ 船体はチャイン形状にし、スタビリティを高くする
私も22才の時、ブルーウォーター21を購入しました。
ズボンの履き替えにも、支障を来たすようなキャビンの高さでした。
とにかく、中で立てるヨットが憧れでした。
日本のデザイナーも、もっと頑張ってほしかったなあー。
今となっては、懐かしい思い出です。
その他の写真は、中古ヨットコーナーをご覧下さい。