対馬厳原 ー 釜山
4/30の午後一時厳原港にて、出国手続きをした後浅茅湾(アソウワン)にある自衛隊のブイに係留し、5/1午前零時の出港まで小休止しました。
出港後の釜山港までの進路は丁度0度です。穏やかな海を機帆走しながら、正面の空に釜山の町明かりが映り、次第に赤くなって行くことを見上げながら、なぜか心のときめきが感じられました。
明るくなると広安里(カンアンリ)の吊橋と海運台(ヘウンデ)のホテル群がすぐ確認でき、その真中をめざしたところに釜山ヨットハーバー(正式名称は釜山ヨット競技場)があるわけです。
約9時間の平穏なクルージングに 'カムサハムニダ' です。

もう少しで釜山ヨットハーバーに入港
博多 ー 対馬厳原
今年のアリランレースはHanse400の'プリマドンナ'(上原オーナー)に同乗させていただきました。
あらかじめ博多の小戸ヨットハーバーに回航されていたプリマドンナは、4/29の午前3時に、9人の乗組員で対馬厳原港に向けて、出港しました。
海は凪で機走で約10時間のクルージングでした。
今回のレースの日本の参加艇は23隻で、そのうち16艇が厳原経由で釜山入りのようです。
夜は近くの料亭でウエルカムパーティを対馬セーリングクラブが開いて下さり、かなり盛り上がりました。
厳原には昔から親しくさせていただいています西山寺の田中和尚に3年ぶりとなりました。その他数名の顔見知りの方たちとも、再開できとても楽しい夜でした。
翌朝4/30の早朝、女性のクルーが漁帰りのイカ釣り船の
船長と仲良くなり、イカを一箱タダで貰って来ました。
正確には商品にならない小さいイカなのでタダだったのでしょう。
イカを一夜干しにした後、田中和尚からの差し入れで豪勢な朝食をコクピットで頂くことができました。
今回の出港前に取り付けましたフルサイズのビミニトップにより、とても快適にコクピットライフを過ごすことができ、なお且つオシャレですね。
対馬に来るといつも特別な雰囲気を味わいます。
そう、国境の島なんですね。日本よりも、もう韓国に近いという旅情感かな?

ウエルカムパーティ。でもやはり若い人は少ない。

イカを早くさばいて、朝食準備しなくては。
第24回広島ボートショウが広島観音マリーナで4/18,19に行われ、Hanse400eを出展しました。
昨今の景気悪化で、ボートショウの開催そのものが危ぶまれていましたが、とにかく規模は縮小してもいいから、継続しょうという地元関係者の熱意により、今回は開催されました。
土曜日、日曜日、晴天というベストコンディションにも関わらず来場者は驚くほど少なかったです。(笑)
しかしこの会場で即、ヨットの成約ができるものでもなし、一喜一憂せずじっくり遂行するしかありませんね。
だってヨットを販売しょうと思うなら、ボートショウに出展するのはイロハのイなんですから。

人影が見えない展示会場
3/29(日)、お客様のヤマハ25マイレディでお花見レースに参加しました。結果はオープンクラス24艇中4位でした。広島湾の小黒神島から大黒神島の北端までの約4マイル、風は北東の軽風、スピンラン一本でした。
スタート時、大型艇が風上にかなりおり、混乱を抜け出すのにかなり時間がかかってしまいました。スタート時にフレッシュウインドを掴んだ艇がそのまま走り切ってしまった感じでした。
もちろん結果には不満です。
100%完璧なレース展開はできなくても、フリー一本では途中で挽回するチャンスがほとんどありませんね。
レース後はトス沖の島マリーナでパーティ。
ワインをかなりいただき、結局観音マリーナに車を置いて、JRで帰るはめになりました。(笑)

先行艇に追いつきたい一心の橋本艇長(左)、戸田さん(右)
3/17の朝、最後の目的地プラハに午前中バスで移動しました。
市内にありますエステート劇場は、モーツァルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」が、初演された所です。
プラハを大変愛した彼が、プラハからの依頼に依るオペラを、自ら演奏したこの頃が彼の人生の、絶頂期だったと思います。
その場に立って見ますと、映画「アマデウス」とオーバラップして、200年以上前の事がよみがえって来るような感じがします。
夕方、ホテルの近くにありましたベルトラムカ荘に行きました。
すでに閉館していましたので入れませんでした。
ここはモーツァルトの知人のドーシェク夫妻の別荘で、オペラ「ドン・ジョバン二」を完成させるために貸し与えた所です。
中に入れなくても、来てよかったと思いました。
同じ場所にこうして立っておられること自体、何か不思議な感じがしました。
オペラ、モーツァルトを中心にした今回の旅行も終わりました。
少しずつオペラ、モーツァルトが見えてきた感じです。

「ドン・ジョバン二」初演のエステート劇場

「ドン・ジョバンニ」を完成させた別荘ベルトラムカ
オペラ 「オイリアンテ」
3/15(日)11:00からフィルハーモリーの小ホール(楽器博物館の中)でエリザベト音大とベルリン音大のジョイントによるメンデルスゾーン生誕200年記念ミニコンサートが行われました。バイオリンソナタ、ピアノソナタそして歌曲がそれぞれ演奏され、満席の会場は惜しみなく演奏者に拍手を送っていました。メンデルスゾーンの歌曲も聴いてみますと良いですね。
昼食後3:00、バスでドレスデンに移動した私達は3/16の夜、ドレスデンの有名なオペラハウスでありますゼンパーオーパでウェーバーのオペラ「オイリアンテ」を聴きました。
現代過ぎる演出で、ストーリーに無理が有り、正直言ってあまり良くはありませんでした。
しかし、有名なオペラハウスで鑑賞できたこと、満足しました。

建築家ゼンパー設計、ドレスデンの「ゼンパーオーパー」
オペラ 「アイーダ」
3/14、ベルリン最後の夜はベルリン国立音楽劇場に「アイーダ」を聴きに行きました。
指揮はなんとこの劇場の音楽監督をしていますバレンボイムでした。
彼は今年のウイーンフィルのニューイヤーコンサートを指揮していましたから、ドイツでも絶大な人気を誇っているわけですね。
「アイーダ」は現代的な演出だったので、はじめは馴染みませんでしたが次第に引き込まれていきました。
奴隷のアイーダ、若き将軍ラダメス、王女アムネリスの三人で繰り広げられる恋の格闘を、現代風にリアルに表現していました。
すばらしかったです。
フィナーレはオーケストラも舞台に上り、スタンディングオベーションを受けていました。

オーケストラも舞台でフィナーレ
ベルリンフィル定期演奏会
3/13の夜はベルリンフィルの本拠地であります、フィルハーモニーでベルリンフィルの定期演奏会がありましたので聴きに行きました。
1963年に完成したこのコンサートホールは観客席が舞台を取り囲むような空間を持っており、音響の良さは定評があるホールです。
カーター、シューマン、ワーグナー等の曲目が演奏されました。
とにかく音の質、技術の質が別格だな、とすぐ感じました。
ピアニシモのコントロール、ハーモニーのバランス等シンフォニーを知り尽くしたプロ中のプロの集団ですね。
ワーグナーを歌ったソプラノ歌手のAnja Kampeさんにも圧倒されました。大きな体(失礼)全体が、楽器のように鳴り響き、ワーグナーの世界を聴かせてくれました。
でも残念だったのは、指揮者の影で彼女がよく見えなかったことです。(笑)
でも、やはり声は最高の楽器ですね。

観客に囲まれたステージのベルリンフィル
3/13は早朝に起き、ベルリンから真北のバルト海沿岸にありますHanse Yachts社を訪問しました。
将来、お客さんと一緒にヨットを見学に行く場合の予行練習です。(笑)
ベルリン中央駅から特急で約2.5時間、Greifswald(グライフスバルト)駅を降りると会社のスタッフの方が迎えに来てくれていました。
2.5時間の外の景色はずっと畑、雑木林、たまに風力発電機、どこかの農業国と間違えてしまうくらいです。
グライフスバルトは大学の町で、人口は約7万人、そのうち1万人は大学生です。
会社は大変忙しく、まったく順調のようです。
すでにムーディ62DSの一号艇のHULLもできあがり、この7月のディーラーミーティング前には完成し、テストセーリングもできるそうです。今年のディーラーミーティングの楽しみも一つ増えました。

Hanse Yachts社のあるグライフスバルト駅
オペラ 「カルメン」
3/12の夜はベルリンの西側にあります「ベルリン・ドイツ・オペラ」でビゼーの「カルメン」を聴きにいきました。
「カルメン」はオペラの中の代表選手で、かなり聴きましたが、それでもやはり聴きたくなる名作ですね。
ベルリンには三つもオペラハウスがあり、このオペラハウスは旧西ベルリンのものと思います。
建物は近代的で、しかも客席もモダンな感じがしました。
ベルリン音大のファルテン先生が予め予約してくれた席は前から2列目の中央でした。
歌手の顔もかなり鮮明に見ることができ、とても臨場感がありました。
やはり一流の歌手は演技と歌唱の一体感があり、しかも「カルメン」のように群衆がたくさん登場した場合の、それぞれの動きの完成度はオペラ全体をレベルアップしているようです。
カルメンは最後はスタミナ不足のような感じがしましたが、カーテルコールは興奮の嵐でした。
初めて味わったこの幸福感。。。
有難うございます。

ミカエラ役のカーテンコール