夕方帰国の1/25、ピカソ美術館が6月まで大改装中なので、次回に譲り、パリ最大の墓地「ペール・ラシェーズ墓地」に出かけた。
音楽家ではショパン、ビゼー、ロッシーニ等々。
画家ではダヴィット、コロー、ドラクロア等々。
作家ではオスカー・ワイル、ボーマルシェ等々
雨模様であったが、9時過ぎには小降りになってきたので、とりあえずチェックアウトし、スーツケースだけはホテルに預かって貰らった。
マリア・カラスと、エディット・ピアフの墓を見たかった。
旅行案内ではカラスの墓はなく、骨壺安置所にあるとの。
そこは丁度、コインロッカーのような感じであった。
多分、花で埋まっているのだろうから、すぐわかるだろうと
思っていたが、見つからず無駄な時間が過ぎるだけ。
とうとう聞いてしまった。
案内してくれたロッカーを見て、目を疑った。
一輪の花すら無い。
「これがあの偉大な歌姫の最後の場所なのか?」
縁には、彼女を愛おしむファンのサインが書かれていた。
最後の恋人、ステファーノのサインもあった。
晩年の一人ぼっちの境遇から、こうなったんだろうか ?
そして、彼女はフランス人でもないし。
ピアフの墓は見つけるのに時間はかからなかった。
彼女はFamilyの墓に収まっていた。
墓はよく手入れされ、花も飾られていた。
次回パリに来る時は、ピアフ記念館に是非行って
みよう。
彼女のいろんな事を見たい、知りたい。
パリオペラ座、シャンゼリゼ劇場、ピカソ美術館と
合わせて。
ホテルはシャンゼリゼの方が良いかも。
ディナーショウにも気軽に行けるから。
カラス54歳、ピアフ48歳、悲劇の歌姫は早々と世を
去ってしまった。
恐らく芸術は苦しみ、悲しみの中から生まれるものだろう。
ライトの左ななめ下が、マリア・カラス
モーツァルトの骨は見つからないのだから、まだ救われる?
エディット・ピアフの墓
1/24、オランジュリー美術館とオルセー美術館に
出かけた。
30分早く開館するオランジュリーの方を先に見学。
モネの「睡蓮」で大広間は、いっぱいであった。
感動はなかった。人物画の方が好きだから。
その後、徒歩でオルセーに移動。
マネ、モネ、ルノアール、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン等
印象派・ポスト印象派の名画がずらりとあった。
絵画本に載っている絵に、どうしても関心が
集中してしまう。
絵の先生が同行なら、もっとレパートリーが
増える事だろう。
絵を観て感動するというよりも、1900年前後のヨーロッパ
の風景、社会を、絵を通してより知ることができた。
これに音楽、文学がクロスオーバーすると、より臨場感を
感じてくるだろう。
いずれにしても、本物をこんなにたくさん鑑賞できた事に
満足感を得た。
オルセー美術館は1900年に建てられた駅を利用との。
かまぼこ状の天井が美しく。
リベット構造の骨組が質実剛健である。
デュッセルの帰り、今回はパリに立寄った。
ドイツ圏ではないので、盗難に神経を使う。
列車でドイツ北駅に到着し、外に出てみると
かなりの黒人、一瞬アフリカでは無いかと錯覚。
興味あるオペラ上演が無いので、美術館巡りと
決め込んだ。
23日は朝から一日中、ルーブル美術館へ。
広すぎて、居場所が全然わからない。
デュッセルボートショウ : 横浜ボートショウ =
ルーブル美術館 : 広島県立美術館
の数式が沸いてきた。 (笑)
宮殿とガラスピラミッド、オペラ座天井にシャガール壁画。
これがフランス人の芸術センスなのか?
一歩先に行っている。
無数の絵画の中で、歴史に残る名画はどこが違うのか。
その時代の絵画の中で、一歩先に行っているからでは?
モーツァルトの音楽がそうであったように。
絵画をカメラに収めるアジア人が多い。(No Flash OK)
本物をわざわざ観に来ているのに、じっくり鑑賞せず
なぜコピーを作ろうとしているのか、理解に苦しむ。
館内には小中学生のグループが多い。
先生は熱心に説明し、生徒達はメモをとる。
デュッセルB.Showでも同じ風景である。
1/21,最後である。
見学漏れの無いようにもう一度、ヨットを見て回る。
エラン400もノミネイト艇であった。
いろんなアイディアが随所に盛り込まれていた。
次の通り。
コクピットテーブルはクルーザーレーサーにとって、
レース中は邪魔であるが、マリーナとかクルージング
中は必要である。
パンタグラフ式の足は初めて見る。
キャビン内のチャートテーブルを90度回せばガイドで
長いソファにもなる。
カタマランラグーンのブースの一角に絵を描いていた
画家がいた。
フランス人、Remi Bertoche。
かなり有名らしい。
Facebook: remi bertoche
大型ヨットと画家。
同じブースでのコラボは初めて見る。
目が凄い。
まるでピカソのよう。
話す事ができた。
4日間の本能に委ねるボートショウ見学は終わった。
新しい情報で、頭の中が一杯に。
帰国してから、整理していこう。
エラン400のパンタグラフ式コクピットテーブル
エラン400のチャートテーブル/ソファ
朝からソワソワ。
ヨットが見れるからである。
メッセには15分前に到着。
まず、ハンゼ、ムーディ、バリアンテをチェックし、
そして、すべてのメーカーの艇を覗く事にした。
特に「ボート・オブ・ザ・イヤー2014」にノミネイト
された艇は入念に。
ハンゼ505は495から移行したモデル。
ほとんど変わっていない。
ステアリングペデスタルがテーブル型になっている位。
ムーディ54DSがやっとデビュー。
45DS,62DSの中間サイズで、曲線化している。
ステアリングからの視界性を改善している。
JCIのリミット、20トンをクリア出来るかな ?
バリアンテ37がデビュー。
昨年の夏、建造中の1号艇を工場で見た。
展示艇は2号艇、すでに20艇近くの注文ありとの。
必要な物のみ搭載のリーズナブルプライス艇。
次にノミネート艇。
・ウイナー900
バウポール、最大幅2.96m、T型キール、
とてもスポーティで個人的には大好き。
・エッセンス33
オランダ製のデイセーラー。メガヨットのホールに展示。
すでに売約済とか。カーボンハル、エポキシ樹脂で
2750kgの軽量艇。
・デュフォー410
うまくまとまっている。
デュフォーの真骨頂かな ?
・コンテスト42CS
アフトコクピット艇である。 特に感動はなし。
コンテストはいつの間にか大型艇メーカーに。
これが最小艇である。
特に好きになった艇。
・EMYA社(ポーランド)のmak10
キャビンデザインが細長くて、とてもユニーク。
・ホーベルグラッシー 48mkⅡ
この完成度には脱帽 !!
手を変え品を変えではなく、徹底してオリジナルに
こだわり、極めを追求している姿勢が感じられる。
以上
ムーディ54DS
バリアンテ37
ウイナー900
1/17、23時過ぎのフライトで今年も、デュッセルドルフボートショウ見学に旅立った。
今年から見学後の寄道は、ドイツ圏にこだわらない事にした。
絵画も好きになってきたのだから、フランス、イタリア、オランダ等にも足を延ばすべきであろうと、昨年考えた結果である。
今回はデュッセルが終わった後、ロッテルダム(これは仕事ですが)に立ち寄り、パリに3泊して帰る事にした。
パリでは、興味あるオペラ上演が無かったので、もっぱら美術館巡りとなろう。
治安はドイツに比べて良くないと聞いているので、気持ちをより引締めたい。
1/18(土)、1/19(日)はウィークエンドの混雑から、主目的のセーリングボートは避け、メガヨット、アート作品、チャーター、艤装品、小物、ウェア等を見て回った。
特に3次元加工が容易になってきた現在、ヨット・ボートの模型作品が比較的安くなり、また立体的な海図アートも出現し始めている。
アート作品は、それぞれ個性があるから、見ていて大変面白い。
小物、ウェアは見ていても、本当に飽きない。
デュバリのデッキシューズ、ノルウェイ製セーター、ガラス製スタンド等、ほしいものもあるが、この円安ではなかなか決断できない。
一昨年の円高が嘘の様、約1.5倍なんだから。
毎年ここにきて感じることは、日本と比べて
「これが同じ地球上の出来事なのか?」
目を疑うばかり。
民族の持つ価値観が、長い年月でこのような落差を生んでしまう。
日本は決して成熟なんかしていない。 !!
静けさを求めるなら、モーター駆動の選択肢も。
ハリヤードでこのドラムをマストトップヘ。
仕組みはチェンブロックとよく似ている。
赤部を押せばLOCK、LOCK解除。
オシャレなデザインである。
広島県立美術館にて開催中の、「シャガール展」を鑑賞に出向いた。
シャガールはピカソとともに大好きな画家である。
あの色彩が良い。
モーツァルトがお好きで、ニューヨークメトロポリタンオペラハウスの壁画も描いている。
<音楽の勝利>の赤が何とも言えない。
パリオペラ座の天井の壁画もすばらしい。
周りと溶け合っている。
来年のデュッセルボートショウの帰りに行ってみよう。
90才以上まで現役でおられるのは、創造性のある仕事でフリーゆえなのだろうか ?
指揮者、作曲家、歌手、作家、画家、デザイナー、映画監督、俳優等。
たとえヨボヨボでも、車椅子でも全然恰好悪くない。
私もそのようになりたい。 (笑)
例年、最終日の日曜日の午後は、桟橋がごった返すのに今回はそれはなかった。
初登場のアズーリ33、トルコイスタンブールにて製造。
昨日に引き続き、気持ちの良い朝。
昨年に比べると、新艇購入の関心度が低く感じられる。
商品説明だけで、そのあとお客様の反応が少ない。
ユーロ高になったからか ?
多分消費税UP前、駆け込み注文がもう間に合わないからなのだろうか ?
東京といえども、景気は全然回復していないのでは ?
理由はよくわからない。
デュフォー36P、国内1号艇
台風一過の9/27、フローティングショウの初日となった。
空は真っ青、気温は20度、涼しい風が心地よい。
マリーナ内の水は澄み、展示艇のキールが見える。
台風は、地球のバランスを担っているのかな ?
ウインクレルブースはHanse345,385、415の3艇である。
すべて国内売れ筋のサイズである。
例年どおり初日は、ウイークデイなので来客は少ない。
従って、一人ひとりのお客様には、丁寧に説明できる。
夕方にはハンゼ社から、2名が視察の為到着した。
日本マーケットの存在感が、増した証拠であろう。
この三日間、がんばろう。
マリーナ入口にハンゼ国内最大艇のH495が到着していた