オペラへの興味は、ある音大卒業の女性から「モーツァルトは別格ですよ。」から始まった。
それ以来、NHK文化教室オペラ受講、日本モーツァルト協会入会、DVD、メトロポリタン・ライブブュー、そして年2回のヨーロッパでの観劇。
名作といわれる50曲は、ほとんど鑑賞した。
しばらくモーツァルトの傑作オペラは観ていなかったが、2014-2015METライブビューの、第2作目「フィガロの結婚」を映画館で鑑賞した。
すばらしい序曲、メロディックなアリアのオンパレード。
モーツァルト曰く 「どんな情景でも音楽で表現できる」と。
オペラ全体がまさに、「絶妙さ」で、出来上っている。
あらためて、モーツァルトは別格であることを確信した。
モーツァルトに始まり、モーツァルトに回帰するのかも。
ヨットもセーリングに始まり、またセーリングに戻るのかも。
今回のフィガロは、コメディ性も興味深かった。
やはりアメリカらしい。
釜山で行う初めての、ボートショウを見学した。
前日の朝9時、カタリナ34MKⅡを博多小戸に入港し
ジブファーラー取付を依頼し、午後3時のビートルに
乗り、釜山に向かった。
海運台の会場(BEXCO)入口では、韓国のG.Lee、
135Eastの門田氏、ヴェラリスの西幸氏と出会った。
その後は行動を共にさせて頂いた。
6月のソウルボーショウでは、ヨット展示は無かったが、
釜山では5隻はあった。
それぞれの海域の違いなのだろう。
フローティング展示場も、ヨット競技場に特設され、
60ft OVERのカタマラン2艇(国内艇、輸入艇各1)が
あった。
あきらかに営業用の、LAYOUTであった。
海運台、広安里は恰好のチャーターエリアである。
X-ヨットの代理店が、Xp-44を係留展示していた。
デモ艇として輸入するとは、かなり太っ腹。
右肩下がりの日本と、右肩上がりの韓国の対比を
感じてしまう。
ときどき元気のあるお隣さんを訪問し、世界の中の
日本を意識しなければならないと思った。
WEST WIGHT POTTER 20、なかなか面白そう
広安里の夜景はロマンティックで、若者ばかり
カタリナ34MKⅡを、テンボスから博多小戸に回航途中、
平戸にいつものように寄港した。
風が強まり、奥の長期係留桟橋にウネリが入り、
夜は眠れない。
フェンダーがつぶれそう。
翌日朝、出港は悪天候の為中止。
天候の回復する夜中に、出港することにしょう。
仮眠のねむけを誘うため、生ビールを飲みに行った。
板前さんと、いろんなこと話した。
世界遺産(長崎の教会群)の決定を来年に控え、
熱がこもっていた。
長崎よりも、平戸の方が歴史が深いとか。。。。
商店街はコンビニのようなチェン店も無く、
地元のお店が、個性的に並んでおり、
お客との会話を大事に、商いをしている様子。
過疎のイメージは全くない。
島のみんなが、WELCOMEである。
平戸、ガンバレ !!
いつも立ち寄りたい。
短期係留桟橋に移し、夜中の出港を待つ
係留費はもちろん、タダ
今年の横浜フローティングヨットショウは9/26(金),27(土),28(日)に横浜ベイサイドマリーナで行われている。
台風17号の直撃もなく、ホッとした。
今年で19回の開催をむかえる。
発端は、ジェノヴァ、カンヌ、ラ・ロッシェルボートショウの
ようなものを、日本に根付かせたいという趣旨で
あったらしい。
今回の20数隻の展示艇では、比較にもならない。
直接の原因は、新艇が増え続けていない事である。
アジア圏には、セーリング文化が根ざさないのでは ?
いや、まだ100年も経っていないのでないか。
ヨーロッパの歴史には程遠い。
復活の可能性を信じて、輸入代理店は奮闘している。
エレガントなムーディ41AC
台風対策と、下取り艇カタリナ34の広島回航準備の為、
9/20(土)車でハウステンボスに出向いた。
福岡小戸YHのマリンテックに立寄り、回航途中に取り付けてもらう中古のジブファーラーの寸法計測を行った。
有田のお客様より電話が有り、今日はハウステンボスの
花火大会だと。
ついでに、楽しんで帰る事にしょう。
マリーナの駐車場はすでに閉鎖。
テンボス内スタッフは、異様な緊張感の雰囲気。
先日引渡したババリア40も、無事到着している。
多くのオーナーが花火見学の為、愛艇に来ている。
台風対策、フォアーステイ計測も無事に終わった頃、
ETAP34sの池田様が、ヨットでの宴会に誘ってくれた。
花火は7時過ぎから、2時間も打ち続けられた。
とにかく豪華で、洗練され、エンターテイメントな
花火イベントであった。
4月、12月31日にも打ち上げるとの。
テンボスの、ビックイベントなんだろうね。
マリーナのオーナーも、きっと楽しみなんだろう。
マリーナのヨットからの眺めは最高 !!
8/末に全長50mの、プレジャーボート/ヨット桟橋が、
宮島水族館側に新設された。
待ち遠しかった。
今までは本船用桟橋に1,2隻しか止められず、現実的には係留は殆ど無理であった。
水深も5m以上あり、安心である。
陸電(15A,30A,50A)、水道完備。
係留料は3,180円。
予約は水族館近くの国民宿舎 (0829)44-0430
ゲートはマリーナ式で「出」はFREE、「入」は暗証番号。
係留料を払うと、暗証番号を教えてくれる。
もちろん毎日変わる。
広島観音マリーナから一時間弱。
接待好きなオーナーは、とても喜んでいた。
宮島にヨットで行く為に、新艇を買ってくれるお客さんが
出て来ればよいが。。。。 (笑)
さっそく松山から5艇のヨットが来ていた。
一泊係留するとの。
ババリア40の引渡しの為、愛知の出光マリンに出向いた。
取扱説明の為、海上に出た。
エンジンの冷却水の出が少ない。
多分フジツボがドライブINLETに着いているのだろう。
マリーナが定休日の為、OWNERが自ら潜り、取り除いた。
水が汚れているので、その成果は確認できない。
しかし、出はかなり良くなったが、回転を上げていくと、
水量が伴わない。
ヨットに一晩泊り、翌日上架してもらった。
ドライブの付け根のバルブを外し、内視鏡を入れると、
短管にツジツボがかなり付着しているのを発見した。
問題は解決できた。
ホッとして見送った。
佐世保までの回航クルージング、楽しんで !!
8/27、2日目の午前中、サブサプライヤーの
説明会を聞いた。
セールメーカー、計器メーカー、床マットメーカー等。
引き続き開発中のニューバージョン、H675の概略説明を
受けた。
すでにトルコのディーラーから、注文を受けているらしい。
昼食後、Meetingは終わり解散となった。
午後からは、135EASTの門田さん達のお誘いで、リューゲン島をドライブする事となった。
島好きの私にとって、一度行ってみたいと思っていた。
結果はほとんど何もなかった。
自然のまんまの姿。
それが本来貴重なのかも。
島入口の文化遺産の町、シュトラールズンドに戻った。
ここは2度目になる。
前回は雨模様だったので、建物の印象はなかったが、
あらためて見ると、美しい中世の倉庫群がまばゆい。
クルーズ船が立ち寄り、大型・小型帆船が係留され、
そして港内にはマリーナもある。
夏のドイツの代表的な、ウォーターフロントの姿を
見た感じた。
ハンザ同盟の町は、レンガ作りの建物が多い
船齢100年に近い帆船、ヨットもあった
8/26、今年のハンゼディーラーミーティングが本社工場のある、ドイツグライフスバルトで始まった。
前日の8/25、ヴェローナから寝台列車で乗り継いで、15時間の列車の旅は、今までで多分最長であった。
01:01発ではあるが、1.5時間前には駅に到着した。
これが功を奏したのだ。
午前になる前に、プラットフォームへの通路に
シャッターを下ろすと、駅員に言われあわてて上に
昇った。
改札口の無いヨーロッパでの、治安・安全対策なの
だろう。
もし30分前に駅に到着していたら、はたしてどうなって
いたのだろうか ?。
何もトラブルなく、ここに着いた事、ほんとうにホッとした。
何かアクシュデント(遅れ、事故、キャンセル等)があると、
その対応に苦慮するからである。
新艇のお披露目は、ハンゼ455、デヘラー46の2艇。
ハンゼ455は445の発展型。
デヘラー46は38の発展型。
世界から集まった100人超の、ハンゼヨットディラーが、複数のグループに分かれ、朝から夕方まで工場のスタッフから説明を受けた。
投資会社系の社長がしきりに、「Money、Money、Money」を連発していてのは、印象的であった。
午後7時からの夕食会、そして表彰式。
今年は残念ながら、ウインクレルは授与できなかった。
お披露目の後は、オランダのボートショウに向けて回航
夕食会の目玉はロブスター
とうとう、夢にまでみた野外オペラの観劇の日となった。
オペラハウスにくらべ、舞台はずっと広い訳であるから、
総登場人物が多い方が迫力が出てくる事になる。
そんな訳で、旅行日程とも絡め、ヴェルデイの「アイーダ」を選んだ。
座席は一番高い189ユーロのSEATを、インターネットで6月には購入した。
オーケストラピットから3番目の、中央から少し左寄り。
開場は開演の一時間前の午後8時。
舞台よりも、観客席が気になる。
1万8000人は収容できるという。
円形闘技場を下から見ると、異様な興奮さえおぼえる。
静かにオーケストラの前奏から、オペラは始まった。
以外に歌手の声が伝わってくる。
少しマイクを使っているのかな ?
残念なのは、若き将軍ラダメス役の太り過ぎ、
奴隷アイーダ役の年増過ぎ。
ベストなキャスティングはなかなか難しい。
シリアスなストーリーとは別に、実際の舞台は子供・
ダンサーも加わり、グランドショーのような展開であった。
これがやはり野外オペラの魅力なんだろう。
この観劇は良い思い出になる事だろう。
残念ながら、寝台列車でドイツ・グライフスバルトへ
移動しなければならないので、途中退席した。
上部座席にはロウソクがくばわれ、
照明が消えると幻想的になる。
風で衣装がたなびくのも、野外オペラならでは。