1/30はザルツブルグからミュンヘンに移動し、二つのオペラを観賞して、日本に帰ることになります。
最初は今晩、バイエルン州立歌劇場で「蝶々夫人」を聴きました。
蝶々さん役はロシアのオルガ・グリヤコヴァさん(ソプラノ)。
けなげな蝶々さんを、見事に演じてくれました。
"待つ"という内面的、静的なストーリーにおいて、その表現力はオペラの成否を分けると思います。
それにしてもあの演技力はタダものではないと思います。
声量もたっぷりで、おまけに美人なんです。
オーケストラもすばらしかった。特に弦が揃い、音が美しい。
カーテンコールは興奮のるつぼでした。
私もまたまた、しあわせ感を味わいました。
グリヤコヴァさんも逆に、観客から感動をもらっていたようでした。
ヨーロッバでもトップクラスのこのオペラハウス。
確かに実感できました。
明日の 「サロメ」 が楽しみです。

大歓声にこたえるオルガ・グリヤコヴァさん。
モーツァルトの誕生日1/27を挟んで、毎年ザルツブルグではモーツァルトウィーク音楽祭が開催されます。今年は1/23ー31となっています。
多分世界各国でも同様なコンサートがあると思います。
現在、モーツァルト程オーストリア、はてはヨーロッパの音楽・観光産業に貢献している人間はおらないでしょう。
特にザルツブルグはモーツァルト一色の感がします。
ウィーンのモーツァルトハウスと同様、ザルツブルグのモーツァルト生家は有名です。
1/29の朝一番に行きました。
モーツァルトの毛髪まであるんですね。びっくりしました。
その他数点のオリジナルの肖像画、手紙。
愛用のバイオリン、クラヴィーア、フォルテピアノ。
ますますモーツァルトが身近に感じられます。
記念にランゲの画いた肖像画、'MOZART ADAGIOS' のCDを買いました。
続いてホーエンザルツブルグの城塞に登りました。
ザルツブルグ市内が一望できます。
現在でも15万弱の人口ですから、250年前は多分1-2万くらいだったのでしょうか。(ちなみにその当時ウィーンは40万。)
モーツァルトがザルツブルグ大司教がいやになってウィーンへ飛び出したのでなく、多分 " 自分はこんなちっぽけな町に居てはいけないのだ " と思っていたと思います。
小さい時から数々の大都市を旅行し、自分は天才であるという自覚から、あのような行動を取ったとも思われます。
古今東西、天才は殻を破って別の世界に行くのですね。
夜は2006年のモーツァルト生誕250年に大改装された、祝祭劇場のモーツァルトハウスでのコンサートに行きました。
カメラータ・ザルツブルグの演奏、ドイツのアネッタ・ダッシュ(ソプラノ)のコンサートアリアです。
もちろん後者の方に興味がありました。
コンサートアリアとは、特にコンサート用に作曲されたオペラアリアです。
座席は前から2列目、もちろんオペラのようなオーケストラボックスがないので、とても近くから聴けました。
すごーく 美人です。
個性的に歌うアリア、そしてレチタティーヴォ(朗唱)。
うまい !! ほんとうにうまい。
声質はまろやかさよりシャープな感じです。
オペラ歌手のオーラを感じました。
30才前半の、これからの楽しみな歌手ですね。
やはり、帰りに彼女のCDを買ってホテルに戻りました。
プログラムを見ますと、カメラータ・ザルツブルグにも4人の日本女性がメンバーとして出演していました。
モーツァルテウム管弦楽団、先日のフォルクスオーパオーケストラでも日本人が活躍していました。
特に女性が、弦楽器で。
とにかく外国でお金を稼いでいる日本人には頭が下がります。
厳しい世界でしょうから。

1756年1月27日、この4 階で生まれました。

眼下のザルツァッハ川もドナウ川に合流、そしてウィーンに。

若い才能が飛びまわっています。でも目は充血気味。
的野、桔梗(ききょう)両氏は前日の1/27に日本に帰りましたが、私はザルツブルグとミュンヘンで音楽を楽しんで帰ることにしていました。
1/28の早朝、デュッセルドルフからICE(都市間超特急)に乗りこみました。
ドイツの列車の旅は依然からあこがれていました。
デュッセルドルフ ー ケルン ー フランクフルト ー ニュールンベルグ ー ミュンヘン ー ザルツブルグの経路で、所要時間約6時間です。
私は2等席はすべて自由席と思っていたら、座席指定なんですね。
満席ではなかったので、適当な空席に陣取りましたが。
6時間も立っておられませんから。
ミュンヘンを過ぎると雪も深くなり、とうとう来たなという感じがしてきました。
ザルツブルグでのホテルは、駅から近過ぎてタクシーに乗車拒否されましたが、徒歩でなんとか見つけました。
しかしインターネットがどうやっても繋がりません。フロントの若いスタッフも協力してくれたのですが、やはりダメ。
海外の場合は良くあるんですね。原因は複雑らしいですが。
いつもこれは良い教材と思い、あきらめず悪戦苦闘してみるんですが。。。。

'ミュンヘンを抜けるとそこはザルツブルグだった' なんちゃって。
三日目の1/27、もう一度見納めにセーリングクルーザーを見て回りました。
今回見て一番驚いたのは、シリウス35DSのステアリングです。
ツインステアリングの片方だけ取り付けた格好ですが、これがフロアを軸にして回転し、反対舷側にもなるんです。また中央にもなります。
コクピットの交通性が著しく改善されると思います。
エラン31にも使われていました。
Good Idea ですね。
今回のボートショウで世界のヨットの流行、方向性は次のようです。
1).クルーザー / レーサー はT型スピートキール採用。
2).40ft以上のクルーザーはセンターコクピット艇に。
3).トランサムはオープン傾向。
4).キャビンはよりモダンに。
特にプロダクション艇に関しては似たり寄ったりで、各メーカーとも微差を競い合っています。
その微差の数を多く持つ事が、大差に発展すると思います。

これから流行りそうなステアリングシステム
二日目の1/26、チャーターのブースをじっくり眺めてみました。
クロアチア、トルコ、ギリシャ、イタリア等はヨーロッパに近接する世界でも有数のチャータースポットです。
トルコのマーマリスでチャータービジネスをしているロシア人の女性、マーシャに会い今年の予約を聞いてみたところ、昨年よりも良いとの。
この夏の予約のための商談コーナーは、かなりの盛況です。
日本には根付いていないチャータービジネス。
政府の観光プロジェクトに是非、瀬戸内海でのチャーターを掲げてほしいと思います。
国の援助でチャーター会社を起こし、数十艇の新艇を輸入しスタートするんです。
海外からの観光客には京都・奈良とともに瀬戸内海でのチャーターも楽しんで頂く。
島々にはオシャレなコテージをつくったりして。
数年経過したら、チャーター艇は中古市場に放出し、新たに新艇を購入するんです。
チャーター会社はチャーターと中古艇販売が主な収入源となります。
それらを繰り返していけば、付随して日本の中古艇市場も、次第に活気づくのではと思いますが。
ちょっと夢物語かな ?
でも島国日本を観光立国に変貌させるには、ボート・ヨットチャーターは欠かせないと思いますよ。
だってヨーロッパのお客さんはそれを望んでいるんでしょうから。

人気の高いクロアチアのブース

トルコのブースも負けておられません
1/25(月)から三日間デュッセルドルフボートショウを見学します。
前日からすでに見学を始めたウインクレルの的野さん、東京の桔梗(ききょう)さんの情報では昨年より出展数は少ないとの。やはり現実を実感しました。
でも日本のボートショウに比べれば別世界です。
メッセ会場、18棟に埋め尽くされたあらゆるマリン用品(ボート、ヨット、船外機、エンジン、ぎ装品、、釣道具、ウエア等々)、チャーター、絵画、Design Office等のブースを一巡するには三日間では到底足りない程の規模です。
我々Hanse GroupはHanse320-545、Moody41,45,45DS、Dehler4艇を出展し、元気の良さを見せていました。
Hanse545はNew Designで、特にHullに取り付けらた2個の特大舷窓は魅力的な外観と同時に、キャビン内の明るさをUpさせていました。
デッキ、キャビンとも今までの540より数段完成度を上げ、チャーター艇よりむしろオーナー艇の性格をおびていました。
フラグシップの630より魅力的に感じられました。
ベネトウ、ジャノー、ディフォー、ババリア等のプロダクションメーカー。
ホルベルグラッシー(HR)、ナウテイキャット、コンテスト、ナヤド、オイスター等の北欧高級艇メーカー。
日本ではあまり知られていないこだわり艇メーカー。
二棟はまさにこれら3種メーカーの共演です。
社運をかけたNew Model艇投入のババリアブース、相変わらず高い人気と好調のHRブース、社長自ら先頭に立ってプリゼンテーションしているこだわり艇ブース。
少々の不景気ではビクともしないヨーロッパマリン業界に脱帽です。

New ModelのHanse545(54ft)

窓から魚が見えそうな大きな舷窓。
INDOOR世界最大規模の、デュッセルドルフボートショウを今年も見学したくて、1/23に関空から飛びました。
24日の日曜日は会場が大変混む為パスし、昨年夏ベルリン以来の、オペラ観賞となりました。
午前中は「シューマンの家」を外から眺め、雪の降る中オペラ開演を待ちました。
ロッシーニの喜劇「アルジェのイタリア女」です。ストーリーはモーツァルトの「後宮からの逃走」に似せていますが、何も深刻なところは無く、安心して見ていれる半面、少しもの足りなさを正直感じました。
でもその時代流行ったベルカント歌唱、装飾だらけの歌唱奏法は聴きどころでした。
うまかった。メゾソプラノの声も新鮮だった。
モーツァルトが亡くなってすぐロッシーニが生まれたんですから、普通ならあまり作風が異なることはないと思いますが、この違いはイタリアという風土と、ロッシーニの個性から来るものなのかな ?
それともモーツァルトの作品が余りにも異次元だったのかな ?

緑色の衣装がタイトルロールのイザベラ
ニューイヤーコンサート、もう2回も楽しみました。
一回目は元旦のウィーンフィルのコンサート(衛星中継、NHK教育)。
一昨年に続きフランスの指揮者ジョルジュ・プレートル登場。
あの若さには感動、感激、神様です。
85才なのに、マリア・カラスと同時代なのに。
二回目は今日1/8、呉市文化ホールにウィーンのフォルクスオーパー・オーケストラがやってきました。
ウィーンの薫りと、明るい弦の響きをたずさえて。
良かった !! 特に後半が。
私はヨハン・シュトウスよりブラームスが良かった。
オペラ歌手、ロシアのウシャコーワさん(ソプラノ)の演技力は抜群。いつか彼女の「サロメ」を見てみたい。
1/3のNHK教育のオペラ番組はヨーロッパでは子供番組のレベルと思います。
ガラコンサートと言えども、どうして日本のオペラ歌手は演技がヘタなんだろう。
どこか何かが、間違っているのでは?
世界標準にはほど遠いですね。日本のヨット界と同じで。
やはり今年もオペラはヨーロッパで観劇となりそうです。

最後にやっと撮れた写真。しかし係員に注意されました。
12/21-23、広島観音マリーナから新西宮ヨットハーバーまで、デルフィア292を新しいオーナーと二人で回航しました。
寒気団の居座りでとても寒く、早朝はデッキ、桟橋が凍っていて大変危険でした。
特に二日目の12/22の朝、沼隈の内海フィッシャリーナの沖では「海霧」が発生していました。
昔グァムレースで大惨事が起きたとき、スタートの三浦半島で大規模な「海霧」を、雑誌舵が掲載していたのを思い出しました。
新しいオーナーが航海のスキルを磨きたい要望で、今後同乗の回航が増えそうな気がします。
正直言ってなかなか大変ですが、少しでもオーナーの夢が叶えられるよう、貢献をして行きたいと思うようになってきました。

幻想的な「海霧」
12/12(土)の夕方、広島観音マリーナの忘年会に参加しました。
マリーナはOPENしてからもう12年にもなりました。
正直言って最初の頃は、いかにも公営マリーナという色でいっぱいでした。
マリーナスタッフは「管理」というスタンスでオーナーに接していた面が多かったように思います。
でもここ2,3年で「サービス」に移行してきたようです。
この忘年会は3回目ですから、その一環となります。参加者は今回100人を超えました。
公営マリーナなのに非常にAT HOMEなんです。
ディンギーヤード、ヤマハヤードからも準備に駆けつけてくれました。
上品で、なごやかで、とてもいい雰囲気でした。

マリーナのロビーもパーティ会場に。