6/14は晋州(チンジュ)の貿易会社の社長と中古ヨットの輸出入に関して、打ち合わせした後、南にある大きな南海島(ナムヘド)に連れて行って頂いた。
南海島はニンニク、チリメンジャコの特産地です。特にニンニクは有名のようです。
巨済島(コジェド)から西の麗水(ヨウスー)までは、2012年に開催される麗水エキスポに向けて国家プロジェクトが始まっています。
南海島と麗水との架橋、マリーナ設備、観光設備等々です。
当然この南海島もこの中にはいっています。
こんな情報は現地に来てみないとやはりわかりませんね。ほんとに来てよかったとおもいました。
南海島にはすでにヨットスクールがあり、当日もディンギーで練習していました。
貿易会社の社長とは完全に信頼関係が出来上がったようです。
彼とのパートナーシップにより、今後新しい、そしてすばらしい仕事ができたらと思います。

ヨットスクールベランダから見た練習海面
韓国馬山(マサン)のマリーナ起業者、晋州(チンジュ)の貿易会社から、韓国でもろもろ打ち合わせしたい旨のラブコールがありました。
どうもこの5月以降、韓国が私を呼んでいるような気がしていたので(笑)、6/12の関釜フェリーに乗り込みました。
馬山港の入口にヨット教室の学校と係留場所を確保し、これからビジネス化していきたいとのこと、私の仕事は中古艇、セイル、艤装品の供給になりそうです。
熱い想いを語ってくれるのですが、日本のヨッティングの栄枯盛衰を経験している私にとってはなかなか返事に困ってしまうこともありました。
でも日本のような失敗をしてほしくない気持ちも大きいので、前向きに提案していきたいと思っています。
ガンバレ、韓国のマリン業界 !!

小さいけれど馬山にもマリーナが
3/13の夜、ベルリンフィル定期コンサートの時、歌ったAnja Kampe さんの歌をもっと聴きたくて、日本に帰ってから3/22にアマゾンにCDを注文したんですが、なかなか入荷せず、やっと今日6/11に手に入りました。イタリアものです。
待ち遠しかった !!
さっそく聴きました。
イタリアの作曲家 シニガーリャ の歌曲集でした。
じっくり聴いているとアメリカのソプラノ歌手、バーバラ・ボニー の声をもうすこし色濃くした感じで、改めて本格派の声楽家であること、再認識です。
彼女は東ドイツに生まれ、イタリア人と結婚し、ヨーロッパで活躍しているようです。
たぶん、今まで私が勉強不足だったのかも。。。。
チャンスがあれば、オペラも聴いてみたいですね。

ソプラノ歌手はいつも私のあこがれです。
6/4、同じベイサイドに艤装中のNEW HANSE400eを見つけました。
この5月GW、アリランレースオープンクラス優勝艇の 'プリマドンナ' をより発展型にしたDESIGNです。
T型スピードキール、埋め込みのファーリングドラム、ツインラットの採用、オープントランサム等、より帆走性能を高め、よりコクピットライフをENJOYできるようになっています。
クルージングの艤装をしていても、基本的にセールエリアを増やし、船体を軽く・硬くすれば(エポキシ樹脂採用等)、クルージングとレースは決して相反するものではなく、両立できるものなのです。
HANSE YACHTS及び設計者J/Vはこのハイブリッド性をとことん追求し、高い次元の健全なセーリングクルーザーを造ろうとしている姿勢が、HANSEディーラーの一員でもあります私はひしひしと感じます。
ちょうど車で言うと、ベンツやBMWの得意とする、スポーティセダンのような感じかな。だけど安い。
やはり、ドイツ人の能力は素晴らしい ですね!!

T型スピードキールを取付、艤装が進むNEW HANSE400e
コンサートの翌日の6/4、横浜ベイサイドマリーナに立ち寄りました。
3/中旬のジャパンインターナショナルボートショウ2009では、屋内展示であったムーディ45DSが浮いていました。
今までのデッキサルーンのイメージを一掃したデザインコンセプトに改めて驚かされました。
コクピットライフとキャビンライフの相互視界性は、まさに同一平面が為せる技でもあります。
トランサムハッチにはゴムボートが格納でき、入江でアンカリングしたときの世界を想像すると、まさにそれは '別世界' でしょう。
マルチハル、センターボーダー等のセーリングクルーザーが思った以上に、日本に受け入れられない理由の一つは、平均的なものから逸脱することに抵抗感を持つ日本人の国民性でしょう。
ムーディ45DSもそんな日本人の「イビリ」攻撃に会いながら、受け入れられて行くんでしょうね。(苦笑)

コクピットは社交場になりそう。
6/3は久しぶりにモーツァルト協会の定例コンサートに出席しました。
早朝鹿児島から車で帰り、午後広島空港から羽田に飛び、上野文化会館に向かいました。
モーツァルテウム管弦楽団はオーストリアのザルツブルグに拠点を置く、モーツァルト演奏に特化した世界的な管弦楽団です。
プログラムの一番の興味はピアノ協奏曲第20ニ短調 K.466 でした。ピアニストはラルフ・フォークト、
指揮者はアイヴォー・ボルトンです。両者とも着実に実績を積み重ねている、旬な芸術家です。
K.466はモーツァルトのピアノ協奏曲の中で一番ドラマチックで、むしろシンフォニー、オペラに近いと思います。
短調の曲はモーツァルトの言うに言われない悲しみを表現しています。しかし今の私にはその悲しみが何であるのか勉強不足でわかりません。
なぜかいつも聴いていると涙が出てきます。。。
でも第3楽章はその悲しみを乗り越え、希望へと向います。
彼の演奏は非常に繊細で、内田光子の演奏と対比できて興味深かったです。
おもわず "ブラボー" を叫んでしまいました。(笑)

演奏後のピアニストフォークトと指揮者ボルトン(右)
今年初めての韓国売船となりました。例のウォン安の関係で、今まで韓国から、中古艇の問い合わせがほとんどありませんでしたが、季節が季節ですから、海が呼んでいるんでしょうね。
5/28に三人の韓国のお客様がX-119の見学に鹿児島までみえました。鹿児島中央駅に車で出迎えたところ、お客様の荷物が大変多いのにビックリしました。
商談は成功したのですが、すぐ乗って帰りたいとの事でした。通りで荷物が多いわけです。
初めてです。このような韓国のお客様 !!
私は一旦、車で広島に帰り輸出申告、引き渡しDOCUMENTSを作成し、6/2に輸出検査、イミグレ、カスタムを無事に終え、6/3の出港となりました。
鹿児島ー済州島ー仁川の航路で回航されます。無事に着いてください。
それにしても韓国人は元気が良いですね !!
日本人も見習わなくちゃ !!

出港準備も終わり、船尾で一息つく韓国の新しいオーナー
博多 ー 広島安芸津
5/5 03:00、小戸ヨットハーバーを広島安芸津に向けて、出港しました。回航メンバーは5人、オーナーとクルー二人は表彰式出席のため、博多に留まりました。
はずしていたドジャー、ビミニトップを取り付けると数時間前、激しいレースを闘っていたヨットとはまるで思えず、不思議な感じがしました。こんなところがオシャレですね。
ずっと平穏な海に恵まれ、5/6 05:30 無事安芸津の大芝桟橋に到着できました。
乗組員にも、ヨットにもこれといったトラブルはなく、無事に帰ってこられたこと、オーナー以下クルー全員が安堵していることでしょう。
ほんとに海は良いですね !!
ほんとにヨットはすばらしいですね !! (終り)

すっかりリラックスしてこれから昼食。でも見張りOK
アリランレース
いよいよ5/3の正午は博多までの110マイル、アリランレースのスタートです。風は南西、10knt強です。
30艇の参加艇はエキサイティング状態で2回のジェネリコを行い、30分遅れの12:30のスタートとなってしまった。それでも2-3艇のリコール艇がありました。
プリマドンナの強敵はディフォー40パーフォーマンスの'コスモス'です。もちろん敵も私達を意識していると思います。スタートはコスモスの方がよく、先行していましたが約2時間後抜き去りました。取りあえずひと安心。
クルー達はいままでA-40のレースボートに乗っていたので、レーシングスピリットはさすがですね。
夕方になると風がすこし西に振れ、見かけの角度が50度になったので、迷わず新調のジェネカーを上げました。7knt前後の艇速が一気に7knt後半に上がり、周りのレースクラスをも抜いてしまいました。それを見ていたレースクラス艇はさぞ羨ましいかったと思います。レーティング上、スピンしか使えない艇がほとんどですから。
52㎡のメインと120㎡のジェネカー、合計172㎡のセールエリアの駆動力には正直言って感激してしまいました。
ナイトはオールハンズでがんばったかいもあり、5/4 08:15に7着(オープンクラスではもちろん1着)でFINISHできました。オープンクラス2着に2時間以上の大差をつけ、堂々の優勝でした。
やはりレースは乗り手次第ですね。
しかもHanse400もよく走ってくれました。
ほんとに楽しかった !!

アリランレース3回目の再スタート

対馬に沈む夕日、しばし見惚れる
BUSAN CUP YACHT RACE
5/2は釜山ヨット協会が主催しますヨットレースがマリーナの沖でありました。何と賞金レースなんです。
いかにも韓国の文化を象徴しているようで、日本にはないヨットレースとなりそうで興奮しました。
コースは上ーサイドー下ー上ー下の懐かしいオリンピックコースです。
レースクラスとオープンクラスに別れ、私達のプリマドンナはオープンクラスで出場し、結果は最終レグの失敗(ジェネカーのタックとクルーの付け間違え)にもかかわらず22艇中、一着三位でした。十分満足です。
賞金は2,500,000.ウォンでかなりの額でびっくりです。ちなみにレースクラスの優勝艇はなんと10,000,000.ウォンでした。
アリランレースの前夜祭とレースの表彰式を兼ねたパーティが海運台のグランドホテルで行われ、とてもとても盛り上がりました。
アリランレースは今年で19回目ですから、今から38年も前に始めた国際レースです。
戦後の難しい関係の両国間でレースを遂行するのには博多のヨット関係者の並々ならぬ苦労があったと思います。
特に最初ごろは韓国の参加艇もなく、もちろんヨットハーバーもなかったわけですから。。。
現在、韓国もヨットが盛んになり、このように共催の形になってきたことは私達日本のヨットマンもうれしいことですし、韓国のヨットマンも日本の今までの努力に対して感謝の念をパーティの冒頭で述べていました。
素晴らしいことですね!!

レース委員長(中央)から祝福を受ける乗組員

上原オーナー(右端)と満足げの頼もしいクルー達