ひさびさのブログアップとなってしまった。
2か月以上になるのでは ?
仕事上のトラブルそして、新しいパソコンのセットアップに
時間がかかリ、ついついサボってしまった。
昨年に引き続き、韓国キョンギ道で開催中の韓国国際
ボートショウを見学に来た。
やはりボートショウは続けて見ないと、その国の業界の
推移が分からないはずだ。
来年も来ることにしよう。
2012年はヨースーのエクスポも開催中なので、かなり期待
していたが、規模的には昨年と同様である。
しかし今回、韓国のボート・ヨットビルダーで目にとまるもの
があった。
7mのレーシィングヨット 「ALT 7000」
メルゲス24と同じコンセプト、リフティングキールである。
ボートは木造26ftのトローラー 「Wings of Hope 26」
如何に市場でアピールできるか楽しみ。
日本の新艇ヨットのほとんどはユーロ圏からの輸入であるが、今後韓国のビルダーが成長してくれば、
輸入も十分可能性があると思う。
輸送コストも極端に少なくなるはずである。
韓国のヨット界は、日本からの中古艇輸入でスタートした
ため、新艇ディーラー・メーカーも、セール・リギンメーカーも、
これまで中々育かなかった。
少しずつあるべき姿になっていくと思う。
これからの変化は大きいのでは ?
期待すると同時に、協力し一緒に歩んで行きたい。
ニュージーランド人の設計、ビルダーは韓国。
ICハイテク企業が2010年から製造開始。
クォリティは非常に高い。すでに10隻が国内で進水。
木造のお手頃サイズのトローラー。
ドライブでもシャフトでも可能との。
横浜のボートショウで久しぶりに尾道境ガ浜マリーナの
岡本ハーバーマスターにお会いした。
尾道に行ったので、マリーナに立ち寄った。
昨年の暮に桟橋をやり直し、パイルも2Mほど伸びた。
大型バースの増設、POWER POSTの充実。
海の駅に登録し、ビジター桟橋も3月から利用可能。
マリーナのレストランはアジアントロピカル風で、
丁度ナマバンドの演奏中であった。
メニューにはトロピカルカレーもあるとか。
海への憧れをイメージしたお店づくりは、先日の横浜の
スタンド「チャートハウス」を思い出す。
最近のマリーナはほとんど「駐艇場」化され、
ロマンを感じられない。
個性化、差別化路線を進む尾道の境ガ浜マリーナ。
高台のホテルベラビスタ境ガ浜とともに頑張って頂きたい。
http://www.bella-vista.jp/
マリーナの人気度は桟橋の新しさに比例すると思う。
痛んで傾いた桟橋では、マリーナも傾くのでは? (失礼)
中古ヨットの品不足及びウォン安等で、最近韓国売船は
ご無沙汰をしていた。
しかし、格安のヨットは売れるようだ。
韓国でレストアしてから、再販するらしい。
3/19、スプレンダーNZ1/4を韓国業者に引き渡した。
もう船齢は40年になるだろう。
私が20代の時、仲間と共同所有したことがある。
デザインはニュージーランドのジョン・リガード、
造船所は名古屋のカストムマリーンだったはず。
彼らとの話のやり取りで、世界で日本人に一番近い情緒を
持っているのは、やはり韓国人だと改めて感じた。
共通言語は英語。お互いに他国語であり、文法も
いい加減でありながら、妙に通じ合う。
彼らは川端康成の「雪国」を読んだと言い、私は
金薫(キムフン)の「イー・スンシン」が好きだと。。。。
お互いが納得し合い、意気投合する。
やはり日本人は朝鮮半島からやって来た民族であろう。
とは言っても、MONO-CULTUREでない人との出会いは
何時でも新鮮である。
無事釜山に到着してほしい。
大阪から仕入れたジャノー・エスペイスとともに釜山へ。
MET第9作、ヴェルディの<エルナーニ>を観に出掛けた。
この演目は初めてである。
最近はそれがウエルカムになって来た。
私のレパートリーが増えるし、新しい発見も多い。
モーツァルトのオペラはハッピーエンドで終わる。
しかし、ヴェルディの作品は殆どが悲劇で終わる。
案の定、この<エルナーニ>も同じであった。
3人の男が1人の女性を奪い合い、最後は愛する本命の
男とともに自決する。
残酷な復習を企てられ、最後は「死」 に追いやられた。
オペラ 「オテロ」 のヤーゴを思い出す。
男の嫉妬も怖いものだ。
今回の新しい発見は、エルヴィーラ役のアンジェラ・ミード。
4年前に代役で、METにデビュー。
医学生からオペラ歌手に転向の若干33才。
いかにもアメリカらしい。
体の大きなアンジェラ・ミードは大ホールのMET向き。
豊かな声量、成長真っただ中の若きオペラ歌手。
平成2,3年のいわゆるバブルの時代、ヨットマンが行くパプ、ショットバーがかなり有った記憶がある。
ヨットオーナーがサイドビジネスで、またはマスターが
ヨットオーナーになったとか。
最近はあまり見ない。
ヨットマンが少なく、しかも高齢化しているから、なかなか
ビジネス性がないのでは ?
しかし横浜と言えば分母が大きいわけであるから、成り立つ場合もあるんだろう。
関内にある「チャートハウス」に行く事ができた。
お店の中はハワイ雰囲気で、色んなヨットクラブのペナント、
若かりし頃の有名ヨットオーナー、スキッパーの写真、
加山雄三光進丸のビデオ等、懐かしいものが多い。
3/3(土)の夜は、舵社の田久保社長も現れた。
また深夜、葉山マリーナに向かうヨットグループも
にぎやかにワインを傾けていた。
20年前にタイムスリップした感じがした。
テーブル、椅子は分厚いニス塗り。
ヨットオーナーでもあるマスターは、若いジェントルマン。
(木)~(日)の4日間、前半はヨットのオーナーの来場が多く、後半は一般客もプラスされるから、展示艇の少ないヨットは行列待ちの状態になる。
特に後半の接客は疲れる。
デッキ、キャビンを飛び回る幼児達。
事故が起きないように見張っていなければならない。
デュッセルドルフボートショウでは、小学校が課外授業で
見学に来る。
幼児が飛び回る姿は見たことがない。
大人の世界と線引きする習慣は日本も学ばなくては。
女性スタッフ3名が見学者のコントロール、アンケート依頼、
カタログ配布等の役割。今回総勢7名のスタッフで頑張った。
今年のボートショウは、海上展示艇を横浜ベイサイドに移動した。
その為30分間隔でシャトルバスが運航される。
所要時間は約30分。
輸送力は一時間で約100人。少ないのでは ?
この変更の結果が今後問われる事になろう。
2会場開催のディメリットは明白。
どうして日本はちゃんとしたメッセ会場を作れないのだろう ?
政治も含めて、すべて場当たり的。
3/2,あいにく朝からの雨、とても寒い。
海上展示ヨットの視察に行ってきた。
やはり来場者は少ない。
大型ボート数十隻、そして10隻のヨットが海上展示。
それにしても関東は地震が多い。
昨晩そして今朝、毎日一回揺れるのかな ?
お客様に聞いてみたら、気が付かなかった方もいた。
どうも少々の揺れにマヒするらしい。
広島の住民にはとても考えられない。
地震、津波、放射能そして火山噴火。
関東は大変なところだ。
この4日間、何も起らなければ良いが。。。。 (笑)
初日(3/1)の来場者はまずまず。
現OWNERがほとんど。
提示価格は ' 安い ' と皆さん異口同音。
理由は昨今の円高。
しかしその後が続かない。
現在の中古市場をよく知っている私が、新艇購入が
絶対お得と説得しているのに。。。。 (笑)
笛吹けど踊らず。
大きな買物は、即断という訳にはいきませんね。
なぜかHanseのフラグの上下が逆、明日直しておこう
今年のジャパンインターナショナルボートショウは3/1(木)~3/4(日)、パシフィコ横浜と横浜ベイサイドマリーナの2会場で行われる。
ウインクレル商会の営業応援の為2/29、横浜に向かった。
なんと現地は雪化粧、とても寒~い。
ベイサイドマリーナでの準備は、多分大変なんだろう。
屋内展示はたったの3艇。
さみしいと言うより、この現状が悲しい。 (失礼)
さて、Boat Showの準備は大変だ。
前日の夜中にヨットを搬入し、クレーンでマスト立て。
船体・キャビンのクリーニング、そして回りの飾り付け。
当日の明け方まで続く事もある。
明日から4日間の天候、あまり良くないようだ。
とにかく新艇を増やして行く事が、日本ヨット界の
史上命令だ。
がんばりたい。
左からデェルフィア33、ハンゼ355そしてハンゼ385。
特にハンゼ385の船型は尖った二等辺三角形のよう。
昨今はレーサーと同様な船型、セールプランになって来た。
オペラの歴史は400年経過している。
新作のオペラが登場してこない限り、再演しかない。
現代風な演出で、旬な歌手を使うとか。。。。
正直新鮮味は、新作には叶わないだろう。
今回METの試みとして(以前もあったようだが)、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」のストーリーに、バロック音楽を
良いとこ取りし、編曲して新作を創り上げてしまった。
もちろん世界初演である。
この手法を 「パスティーシュ」 と言うらしい。
とてつもなく新鮮だった。
なにしろ、予備知識無しなんだから。
涙が出てしまった。
特にバロック音楽が良かった。
直に、訴えて来るそのすごさ。
自由があまりにも進んでしまうと、芸術も人間社会も、
宇宙をさ迷うゴミのように、無秩序なものになり、
かえって創造性を失う。
ある様式、形式、約束事の中で生まれた芸術、人間社会、
人生の方が迷いがなく、完成度が高いのでは ?
そしてアウトプットも多くなる。
300年前のバロック音楽という様式が、この時代に人気が
出て来た理由は、そんなことかも知れない。
誰もが求めていた自由。
しかし実際に手中に入ると、なかなか厄介で、生きづらい
ものでもある。
コンピューター技術をふんだんに使った舞台。
今後のオペラ界はMETが世界を牽引して行くのでは ?
米グラミー賞受賞、メゾソプラノのJ・ディドナート。
登場するアメリカのオペラ歌手はとても明るく
振る舞いはまるでポップス歌手のよう