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モーツァルト 「レクイエム」

広島の合唱団「そら」の定期演奏会を聴いてきました。
モーツァルト最後の曲、「レクイエム ニ短調」(未完) です。

「もっと長く生きていれば良かったのに」 とよく言われます。
直接的な死因を超越して、生まれた時点で彼の寿命は、
すでに決定づけられていたのでは ? と思ってしまいます。

亡くなる数年前から、死を身近に感じはじめ、音楽は次第に透明性を帯び、そして自伝的なこの曲にたどり着く。

迫り来る死に翻弄され、極みを尽くしながら... 
そして死んでいったのです。
だからこの曲を理解するには、十分すぎる時間が
必要でしょう。

声質もオーケストラの音質も、明るすぎて違和感を
感じてしまいました。
特にソプラノ、バセットホルン、トロンボーン。
古楽器の方がピッタリかも ?
残念ながら仕上がりは、まだまだと感じました。

でも、クラシックコンサートは良いですね。
特にマイク無しの直音が、聴覚を刺激してくれます。

私が合唱団員だったら、「第九」より 「レクイエム」を
絶対歌いたいです。(笑)


広島で宗教音楽が、身近に聴けるのは幸せです。

2010年09月12日 18:40
8月の 「オペラへの招待」

8/26のオペラ教室は有名な「カルメン」です。

教本のDVDがすばらしかった。カルロス・クライバー指揮のウィーン国立管弦楽団、演出がゼッフィレッリ、カルメンが
オブラスツォワ、ドン・ホセがドミンゴ、1978年ウィーン国立歌劇場ライプものです。

改めて聴いてみると、最初から最後まですばらしいメロディの連続で、全然飽きないんです。
やはり世界人気度No.1、納得です。
特にモーツァルト同様、人間の心が動いていく様を、見事に音楽で表現しています。

早死のモーツァルトを残念がるなら、36才で死んでしまったビゼーも、やはり悔やまれるべきでしょう。
モーツァルトより遅咲きだっただけに。

カルメンのことを '自由奔放 ' と良く言われますが、
表現は荒っぽいですが、腹をくくり、リスクを取る生き様、
そんな覚悟があるからこそ、自由になれるんでしょうね。

もちろん死に行く時も含めて。


私はドン・ホセよりカルメンに近いかも(笑)

2010年08月26日 19:47
佐藤しのぶ コンサート

8/24夕方、ソプラノ歌手佐藤しのぶさんのコンサートを
呉文化ホールで聴いてきました。

8/6、NHKで吉永小百合さんの原爆の番組がありました。
佐藤しのぶさんの 'アヴェ・マリア' が美しく流れていて、
彼女の呉コンサートを、思い出しました。
翌日チケットは購入できましたが、2階席でした。

プログラムは日本の歌、そしてオペラアリアの構成でした。
彼女の声は、澄んでいて、つやがあって、アンドレア・ロストのような声色です。

旬は過ぎたとは言え、ヨーロッパのオペラハウスで場数を
踏んだ、まさに日本を代表するソプラノ歌手でした。
安心して聴けました。

特に「蝶々夫人」より アリア 'かわいい坊や' はとても
すばらしく、思わず 'ブラボー' を叫んでしまいました。

観客は年配の方が多いですが、もっとオシャレをして
コンサートに参加したら、楽しいのでは ?
そしてコンサートをサカナにして、どこかでお食事して帰るとか ?  やっぱり、カップルの問題に帰着しますね。

私は一人寂しく、馴染みの屋台に寄りましたが。(笑)


「蝶々夫人」は日本人の歌手でなくては。 と

2010年08月24日 22:04
ヨット人口が増える社会

結論から申しますと、「カップル(夫婦)が生涯、共に行動する文化」 をより社会化することでしょうね。

海外からのクルージング艇はほとんどカップルです。
デュッセルドルフ・ボートショウでも、カップルの来場者がかなりおります。
オペラハウスの観客も、ほとんどカップルです。

オペラのほとんどのテーマは 「愛」 です。
ヨーロッパ社会はきっと 「愛」 に対して、真剣でまじめなんでしょうね。
それを成就したカップルが、死ぬまで一緒に行動をするんでしょう。 多分。

ヨットはとてもよい受け皿になるわけです。

日本も近づいていますよ。少しずつ。
最近の中古ヨットの商談のお客様、かなりカップルが多くなりました。

しかし、私にはそういう講釈を言う資格はないようです。(失笑)

2010年08月21日 19:58
ひさしぶりのセーリング

8/17の朝、お客さんよりTELがあり、セーリングにお付き合いすることになりました。
4/末にヨットレースをして以来、セーリングはご無沙汰
でした。
回航、花火大会には乗りますが、すべて機走でした。

ロス10.8はとてもセーリング性能が良く、10kNT弱の風でも7kNTに近いBOAT SPEEDを感じました。
このままずっと走り続けたかったのですが、広島湾は
そんなに広くはありません。(笑)

クルー達が口数も少なく、ただただ無心に走り続けた昔の
沖縄ー東京レース、みんなみんなセーリングが好きだったんだ。ヨットの勉強もよくしていました。

ヨット乗りの気質も変わりました。
「このヨットで太平洋は渡れますか?」、「500万円で乗れる
ヨットがほしいですが」
こんな質問は、昔は確かしませんでしたが。。。

またグチが出てしまいました。(笑)


改めてレース艇のハリヤード、シートの多さに驚いてしまった

2010年08月17日 21:12
オペラ 「ルーチョ・シッラ」

モーツァルトは生涯、全部で22曲のオペラを作曲しました。
特に傑作と言われるのは「イドメネオ」以後の7曲、25才から没までの10年間に作曲したものです。
それらのDVDは全部持っているんですが、それ以前のものはあまり興味を持っていませんでした。

しかし現在オペラを教えて下さっています吉永先生が、全曲のオペラ研究をしているので、感化されました。

手始めは1772年、16才の時に作曲した「ルーチョ・シッラ」のDVDを手に入れました。
盆休みなので、10回はずっと聴いています。

軽快な曲調、ちょっとイタリア風のベルカントなアリア、
長ーい レチタティーヴォ etc.,
天才少年モーツァルトが、はち切れんばかりの若さで、
作り上げたイタリアンオペラが伝わってきました。

このオペラの台本は決してすぐれているとは思えませんが、管弦楽の充実した響きがとてもたまりません。
やはりモーツァルトです。その作曲能力は !!
あのヴァーグナーが悔しくて、皮肉るのもうなづけます。

残り14曲の期待に確信を得ました。(笑)



アニック・マシスのベルカント歌唱は素晴らしい。

2010年08月15日 12:38
宮島水中花火大会

8/14の夜は、毎年恒例の「宮島水中花火大会」です。
お客さんのヨットからの見学です。

毎年花火の製作技術は上がっており、すばらしい情景を
演出してくれるのですが、年のせいか年々その感激は薄くなっているようです。

仕方ありませんね。
体力的な問題でしょうから。


眺めの良い位置にアンカリング、後は見るだけ。

2010年08月15日 12:21
いわさきちひろ展 と '椿姫'

7/31の午後からは芸術三昧でした。

ひろしま美術館でいわさきちひろ展を、夕方からゲバントホールで北垣旬子ソプラノリサイタル '椿姫' を鑑賞しました。

「子ども」を生涯のテーマとして描き続けた女性画家の、愛情に満ちた125点を駆け足ながら楽しみました。

と同時に戦禍にさらされた子供達の苦痛な表情を見ますと、母子ばかりの展覧会場にもっともっと男性が来て、戦争は
絶対してはいけないことを、肝に銘じてほしいと思います。

彼女の絵には、子供のかわいらしい仕草、繊細な心までも描き出され、鋭い洞察力に感動しました。
またすばらしい色彩感覚にも目をみはるばかりでした。


リサイタル会場のゲバントホールは、すぐ近くなので助かりました。

一年のイタリア・ボローニャ留学を終えた彼女は、その成果を思い切りステージにぶつけたのではないかと思います。

ヴェルディのオペラ '椿姫' のほとんど全幕を暗記しての
歌唱でした。
やはり日本女性の持っているねばり、辛抱強さの賜物と思いました。

人それぞれ幸せ感は異なり、決して他人と比べるべきものでもないと思います。
きっと彼女は歌手として、自身のスキルアップに幸福を
感じているのではないかと想像します。

これからも芸術家として、精進してほしいと願っています。


会期内にもう一度行ってみたい、そんな展覧会です。


素足のヴィオレッタは '椿姫' の最終シーン

2010年08月01日 10:01
博多ー広島 回航

7/27-29、NEW PORT 31を博多の小戸ヨットハーバーから
広島観音マリーナまで回航しました。
納船の為の回航は特に中古艇の場合、私自身が行う必要性を感じています。
艇の操作、コンディション、問題点を回航しながら把握し、
新しいOWNERに伝承し、安心してもらいたいからです。

7/29の早朝、玄海島の脇を通過した時、しげしげと島の形を見ると、この島は普通なら人間が住みつかない島だと
思いました。
トンガリ帽子で、どこにも平地がありそうにない。
急斜面に建てた家の70%が、2005年の地震で倒壊したのもうなづけます。すっかり復旧されていましたが。

住み着いたのには何か特別な理由があったのだろうか?
江戸時代の国境警備とか?
明治15年には小学校が開校しているし。


7/28は門司を03:00に出港しました。周防灘は南東の風が10m/sにもなり、スピードがかなり落ちそうだからです。
以前にも経験したのですが、南系の強風が吹くときは、豊後水道からウネリが運ばれ、徳山沖はかなりハードな海面になりました。今回も同様でした。
野島は北側を、さらに笠戸島にいたっては北端を回りこんで、上関にアプローチしました。
昔、周防灘で遭難に会った話をよく耳にしましたがうなづけます。
すっかり暗くなって入港した上関の室津港。
17時間の孤独な我慢の航海に満足感が湧いて来ました。

三日間の回航は仕事とは言え、リフレッシュするには
丁度良い日数です。一人だからなおさらです。

心を洗いながら、故意でない自然の変化に従っていく自分。
とてもPUREな世界です。


玄海島、玄界島、どちらが正解だろう ?


朝5時、桟橋前で銘物じゃこ天を買って、いざ広島へ出港。

2010年07月29日 19:13
カラス と レンピッカ

才能と美貌を兼ね備えた20世紀以降の女性芸術家は、
セレブの象徴と言えます。
金持ちの男たちが、ホッテおかないからです。

でも必ずしも、しあわせな一生だったかと言えば、
そうでもないのでは。。。。

オペラ歌手のマリア・カラスは富豪オナシスの、画家の
タマラ・ド・レンピッカはある男爵の、共に愛人になり社交界にのめり込んで行ったのです。
そして愛が終わった頃には、声も出ず、筆も取れなくなってしまったのでしょう

すばらしい才能を持っているのに。
男の誘惑に弱いんでしょうか ?
心のどこかで安定を求めるのでしょうか ?
これは女性でないとわかりませんね。。。。

芸術家として精進し尽くせなかった人生を、悔やんだ晩年は
お二方とも共通していると思います。

才能、能力、好奇心をどこまで伸ばすか、そんなことが
何にも増して大切なことを、このセレブ達が教えてくれているようです。

世の中の金持ち男性、芸術家を私物化してはいけません。(笑)


レンピッカの作品は「はやり画」だったのだろうか?

2010年07月08日 19:43