1/22は清水の折戸マリーナでX-302の引渡しを行いました。
朝一番、広島発6:00のぞみで、マリーナ到着は10:30。
11時には東京のOWNER、袴田様も車で到着。
引渡し説明後、穏やかな駿河湾でSAILNG。
こんなに間近に見える富士山。
清水から眺める伊豆の山々、海岸線の絶妙な距離感。
南からの心地よいウネリ。
青々した海の色。
クルージングを誘惑する材料ばかりです。
瀬戸内海のように周りに、島もカキ筏もないので、
リラックスして風景を楽しみながらSAILINGを楽しめました。
新幹線や飛行機の発達で、昔にくらべ日本も世界も
相対的にずっと小さくなりました。
今年の春から九州新幹線が全線開通します。
「 明日は鹿児島へ、ヨットを乗りに行こうか !! 」 なんて
言うことになりますね。
改めて駿河湾のすばらしさを再認識してしまいました。
阿賀の海岸は朝の散歩道です。
防波堤の土手は芝生が生え、春になればつくし、レンゲ等の
草花が顔を見せます。
ところが最近、その土手を土木工事しています。
コンクリートを敷き詰めようとしています。
何の意味があるのだろうか ?
近くの住民はさぞ怒っているでしょう。
雨水の浸透エリアを無くし、自然をいため、美観を損なっています。
土建業者を援助する為に、また自らの仕事を作り続ける為に、必要悪な工事を血税で施工させている公務員。
彼らも自然破壊の共犯者でしょう。
工事後、手前の草花も前方のようになくなります。
定年後にヨットを始められるご夫婦は、以前に比較して
確かに多くなっています。
日本がより成熟社会に移行している現れと考えられます。
結論から申しまして、日本一周までくらいなら、35-37ftの
10年物の中古艇がBESTと思います。
定年後は時間に余裕が有りますから、滞在型のヨットライフ
になるでしょう。
従って、キャビン空間は快適性の絶対条件にもなります。
30-32ftは確かに狭いです。でも40ftは広すぎるでしょう。
ヨットの耐用年数は約20年、定年後10年間の乗艇を考えると、10年物が経済的でしょう。
20年経過しても売却できないことはありません。
予算があればもちろん新艇でも構いませんが。。。。
広島ならこのサイズ、50万円/年以下の係留料です。
そんな条件にピッタリのヨットがあります。
ベネトウオセアニス36CC(センターコクピット)の11年物です。
オーパイ、メイン・ジブファーラー等のショートハンドの装備。
ダブルベットのアフトキャビン、陸電エアコン、電子レンジ、
キャビンヒーター、CD外部スピーカー、テレビ等は快適な
ヨットライフを約束してくれます。
エンジン使用時間480HRが物語るように、キャビン内には
生活感は無く、綺麗さは温存されています。
更にワンオーナー艇ですから、大切に維持されています。
詳細写真は「中古ヨットコーナー」 を !!
存在感のある高めのセンターコクピット、読書も楽しいかも。
センターコクピット艇の売りは、大きなアフトキャビンです。
鳩山前首相が政界引退を撤回したことに対して、
「 ハトではなくサギだ !! 」 と野党から猛反発されました。
朝の散歩コースに可愛らしい子供のサギがいます。
いつもは水辺で小魚をねらっていますが、カキのシーズン
ともなると、居場所が違います。
水揚げされたカキは洗浄されてカキ打ち場に運ばれます。
移動用のコンベアにチャッカリ居座り、カラに付いている
ハゼ、ミミズ、ゴカイ、海藻等を頂戴するわけです。
大人のサギは大変注意深く、近寄るとすぐ逃げますが、
子供のサギはまだ純白で、とても遊び好きです。
野鳥サギからは、詐欺行為は全く確認できません。(笑)
いずれにしましても、ハトにもサギにも、
いい迷惑な話ですよね。
カキ屋さん曰く、「サギが停まれるように端は丸棒を溶接したよ」
12/21,県立美術館に「ポーランドの至宝」を観て来ました。
新聞等で人気の高いこの特別展は、Week Dayで
しかも雨天にもかかわらず、駐車場は満車状態でした。
私のお目当てはオランダ最高の巨匠の一人、レンブランドの
「額縁の中の少女」と「机の前の学者」です。
「額縁の中の少女」」は2004-2006年の調査で、
レンブランドオリジナルと確定しました。
またこの2点は、まだオランダ、ドイツ以外では公開されて
おらず、日本が世界で3番目のようです。
そんな理由もあってか、なかなか美術書には載って
いない絵です。
これから世界でブレークするかも知れませんね。
私の美術鑑賞はまだ、初歩の初歩の段階です。
正直言って、名画とそうでない絵の区別がなかなか
つきませんから。(笑)
一通り他の絵も観てから、再度観直しました。
30分くらいかな、集中して。
次第に、吸い込まれていく奥深さを感じました。
特に目が。
他の絵とははっきり違います。
音楽も絵画も、聴き入る、観入ることが
まずは大切ではないかと、改めて思いました。
1641年作 「額縁の中の少女」
1641年作 「机の前の学者」
12/18、エリザベト音大の小椋先生宅でグリューワインを
ご馳走になりました。
グリューワインとは赤ワインと香辛料などを、
温めて作るホットカクテルの一種で、ドイツの
クリスマスの飲物です。
音大の生徒さん、非常勤講師の遠藤先生、調律師の
加倉さん、ピアニストの大下さん等、音楽談議の
楽しいひとときでした。
プロとアマチュア、アンサンブルオペラとスターオペラ、
歌手と声楽教授、技術と感情表現、等々。
特に DTM(Desktop Music) に話題が集中しました。
私はただ聞くだけで、やっとでしたが。(笑)
小椋先生は昔、ドイツのドレスデンとケルンに留学されて
いたので、ドイツ事情に詳しくいつも勉強になります。
気が着いてみると、いつの間にか終電車の時刻が、
せまっていました。
夜更けの横川駅はお洒落で、落着いた雰囲気を
かもし出していました。
一年に一度しか会えませんが、いつも収穫が大きいです
12/16の教材は、ロッシーニの代表作 「セヴィリアの理髪師」でした。
彼の喜歌劇は底抜けに明るく、装飾歌唱もめずらしく、
結構楽しめます。
しかし、聴き続けていると、曲芸的な節回しに
飽きが来るのは私だけでしょうか ?
「装飾歌唱の声楽様式がドラマや言葉の理解の阻害要因
として批判の対象になりました。
結果的に19世紀のオペラの流れをドラマ重視に導いた。」
と音楽書には書いてありましたが。
ロッシーニに言わせれば、「これが私のオペラなんです。
それがどうかして ? 」
と言って反論するでしょうね。(笑)
スペイン人の演出はやはり、衣装の色彩もハデハデ。
12/11、観音マリーナのクリスマスパーテイに参加しました。
毎年盛況になっていくこのパーティ、100数名の参加者との。
なごやかで、とても楽しい時間でした。
しかし一方では、出港されるオーナーが激減している
ようです。
海に出ることが、どんなに素晴らしいことか。
海への憧れ、忘れたくありませんね。。。。
そこに、すべての原点があると思います。
この笑顔と恥じらい。 女性はやはりパーティの華です。
12/09、世界的名手のヴィオラ奏者、今井信子さんのコンサートを聴きに行きました。
今井さんを知るきっかけは一枚のMDでした。
ウィーンのお土産に頂いたクッキーの中にMDが
入っていました。美しいヴィオラのソロでした。
ヘンデルのオペラ「リナルド」のアリア「私を泣かせてください」でした。
ヴィオラの持つ音色の美しさとともに、今井さんが世界的なヴィオラの名手だったのです。
モーツァルトがこよなくヴィオラを愛したことと、あいまって
彼女の自叙伝とも言える本 「憧れ」 を読みました。
まさに音楽への憧れの人生、そのものです。
その突進力、ただただ感嘆するばかりでした。
ステージ上の今井さんはキリッとしていて、
オーラを感じました。
美しい音色にも魅せられました。
世界を仕事場にできる事が、一流の証しでしょう。
今井さんは優秀な日本女性の象徴です。
12/4,5は初めて秋田マリーナに行ってきました。
秋田の方々には大変失礼ですが、まさか公営マリーナが
有るとは知りませんでした。
販売を依頼されていましたMoody36CCの商談が
目的でした。
博多寄港以来、約半年ぶりの彼女は綺麗にニス塗、そして
ワックス掛けされ、とても綺麗になっていました。
またキャビン内も私物が取り除かれ、スッキリし、
Made in England の雰囲気をかもし出していました。
直感的に、商談の成功を確信できました。
結果はその通りとなりました。
OWNERの御苦労に感謝いたします。
縁があって、このヨットは広島県に来ることになります。
とても楽しみです。
中古艇を販売するという行為は、結果的には作品作りと
思っています。
良い作品が沢山できあがれば、周りの評価も上っていく
ことになるでしょう。
前日の大嵐がうその様。真っ青な空、そして真っ白な富士山頂
Moody36CCは健全なクルージングヨットの代表選手でしょう。