三日目の1/27、もう一度見納めにセーリングクルーザーを見て回りました。
今回見て一番驚いたのは、シリウス35DSのステアリングです。
ツインステアリングの片方だけ取り付けた格好ですが、これがフロアを軸にして回転し、反対舷側にもなるんです。また中央にもなります。
コクピットの交通性が著しく改善されると思います。
エラン31にも使われていました。
Good Idea ですね。
今回のボートショウで世界のヨットの流行、方向性は次のようです。
1).クルーザー / レーサー はT型スピートキール採用。
2).40ft以上のクルーザーはセンターコクピット艇に。
3).トランサムはオープン傾向。
4).キャビンはよりモダンに。
特にプロダクション艇に関しては似たり寄ったりで、各メーカーとも微差を競い合っています。
その微差の数を多く持つ事が、大差に発展すると思います。

これから流行りそうなステアリングシステム
二日目の1/26、チャーターのブースをじっくり眺めてみました。
クロアチア、トルコ、ギリシャ、イタリア等はヨーロッパに近接する世界でも有数のチャータースポットです。
トルコのマーマリスでチャータービジネスをしているロシア人の女性、マーシャに会い今年の予約を聞いてみたところ、昨年よりも良いとの。
この夏の予約のための商談コーナーは、かなりの盛況です。
日本には根付いていないチャータービジネス。
政府の観光プロジェクトに是非、瀬戸内海でのチャーターを掲げてほしいと思います。
国の援助でチャーター会社を起こし、数十艇の新艇を輸入しスタートするんです。
海外からの観光客には京都・奈良とともに瀬戸内海でのチャーターも楽しんで頂く。
島々にはオシャレなコテージをつくったりして。
数年経過したら、チャーター艇は中古市場に放出し、新たに新艇を購入するんです。
チャーター会社はチャーターと中古艇販売が主な収入源となります。
それらを繰り返していけば、付随して日本の中古艇市場も、次第に活気づくのではと思いますが。
ちょっと夢物語かな ?
でも島国日本を観光立国に変貌させるには、ボート・ヨットチャーターは欠かせないと思いますよ。
だってヨーロッパのお客さんはそれを望んでいるんでしょうから。

人気の高いクロアチアのブース

トルコのブースも負けておられません
1/25(月)から三日間デュッセルドルフボートショウを見学します。
前日からすでに見学を始めたウインクレルの的野さん、東京の桔梗(ききょう)さんの情報では昨年より出展数は少ないとの。やはり現実を実感しました。
でも日本のボートショウに比べれば別世界です。
メッセ会場、18棟に埋め尽くされたあらゆるマリン用品(ボート、ヨット、船外機、エンジン、ぎ装品、、釣道具、ウエア等々)、チャーター、絵画、Design Office等のブースを一巡するには三日間では到底足りない程の規模です。
我々Hanse GroupはHanse320-545、Moody41,45,45DS、Dehler4艇を出展し、元気の良さを見せていました。
Hanse545はNew Designで、特にHullに取り付けらた2個の特大舷窓は魅力的な外観と同時に、キャビン内の明るさをUpさせていました。
デッキ、キャビンとも今までの540より数段完成度を上げ、チャーター艇よりむしろオーナー艇の性格をおびていました。
フラグシップの630より魅力的に感じられました。
ベネトウ、ジャノー、ディフォー、ババリア等のプロダクションメーカー。
ホルベルグラッシー(HR)、ナウテイキャット、コンテスト、ナヤド、オイスター等の北欧高級艇メーカー。
日本ではあまり知られていないこだわり艇メーカー。
二棟はまさにこれら3種メーカーの共演です。
社運をかけたNew Model艇投入のババリアブース、相変わらず高い人気と好調のHRブース、社長自ら先頭に立ってプリゼンテーションしているこだわり艇ブース。
少々の不景気ではビクともしないヨーロッパマリン業界に脱帽です。

New ModelのHanse545(54ft)

窓から魚が見えそうな大きな舷窓。
INDOOR世界最大規模の、デュッセルドルフボートショウを今年も見学したくて、1/23に関空から飛びました。
24日の日曜日は会場が大変混む為パスし、昨年夏ベルリン以来の、オペラ観賞となりました。
午前中は「シューマンの家」を外から眺め、雪の降る中オペラ開演を待ちました。
ロッシーニの喜劇「アルジェのイタリア女」です。ストーリーはモーツァルトの「後宮からの逃走」に似せていますが、何も深刻なところは無く、安心して見ていれる半面、少しもの足りなさを正直感じました。
でもその時代流行ったベルカント歌唱、装飾だらけの歌唱奏法は聴きどころでした。
うまかった。メゾソプラノの声も新鮮だった。
モーツァルトが亡くなってすぐロッシーニが生まれたんですから、普通ならあまり作風が異なることはないと思いますが、この違いはイタリアという風土と、ロッシーニの個性から来るものなのかな ?
それともモーツァルトの作品が余りにも異次元だったのかな ?

緑色の衣装がタイトルロールのイザベラ
ニューイヤーコンサート、もう2回も楽しみました。
一回目は元旦のウィーンフィルのコンサート(衛星中継、NHK教育)。
一昨年に続きフランスの指揮者ジョルジュ・プレートル登場。
あの若さには感動、感激、神様です。
85才なのに、マリア・カラスと同時代なのに。
二回目は今日1/8、呉市文化ホールにウィーンのフォルクスオーパー・オーケストラがやってきました。
ウィーンの薫りと、明るい弦の響きをたずさえて。
良かった !! 特に後半が。
私はヨハン・シュトウスよりブラームスが良かった。
オペラ歌手、ロシアのウシャコーワさん(ソプラノ)の演技力は抜群。いつか彼女の「サロメ」を見てみたい。
1/3のNHK教育のオペラ番組はヨーロッパでは子供番組のレベルと思います。
ガラコンサートと言えども、どうして日本のオペラ歌手は演技がヘタなんだろう。
どこか何かが、間違っているのでは?
世界標準にはほど遠いですね。日本のヨット界と同じで。
やはり今年もオペラはヨーロッパで観劇となりそうです。

最後にやっと撮れた写真。しかし係員に注意されました。
12/21-23、広島観音マリーナから新西宮ヨットハーバーまで、デルフィア292を新しいオーナーと二人で回航しました。
寒気団の居座りでとても寒く、早朝はデッキ、桟橋が凍っていて大変危険でした。
特に二日目の12/22の朝、沼隈の内海フィッシャリーナの沖では「海霧」が発生していました。
昔グァムレースで大惨事が起きたとき、スタートの三浦半島で大規模な「海霧」を、雑誌舵が掲載していたのを思い出しました。
新しいオーナーが航海のスキルを磨きたい要望で、今後同乗の回航が増えそうな気がします。
正直言ってなかなか大変ですが、少しでもオーナーの夢が叶えられるよう、貢献をして行きたいと思うようになってきました。

幻想的な「海霧」
12/12(土)の夕方、広島観音マリーナの忘年会に参加しました。
マリーナはOPENしてからもう12年にもなりました。
正直言って最初の頃は、いかにも公営マリーナという色でいっぱいでした。
マリーナスタッフは「管理」というスタンスでオーナーに接していた面が多かったように思います。
でもここ2,3年で「サービス」に移行してきたようです。
この忘年会は3回目ですから、その一環となります。参加者は今回100人を超えました。
公営マリーナなのに非常にAT HOMEなんです。
ディンギーヤード、ヤマハヤードからも準備に駆けつけてくれました。
上品で、なごやかで、とてもいい雰囲気でした。

マリーナのロビーもパーティ会場に。
12/6(日)、別府で中古艇の商談をして来ました。
申し上げるまでもなく、別府は温泉で有名な観光地です。
ヨットでは花菱ホテルの横にある、北浜ヨットハーバーに時々行きました。
しかしハーバーはやり付けでポンツーンもなく、おまけに入口が浅いので不便でした。
大分国体用に作られたマリーナもほぼ完成状態で、来年度にはOPENされるとの事です。
温泉に徒歩で行けるし、スーパーも近くにでき、おいしい食べ物屋も沢山ありますから、これからますますヨットマンにとって別府はクルージングスポットになると思います。
ゲストバースはタダにして頂けると有難いのですが。。。(笑)
期待してまーす。 !!

来年OPEN。温泉ファンにとって念願のマリーナです。
11/15(日)、先日シーボニアから回航しましたオセアニス351の引渡しを行いました。
早速、オーナー及びクルーの方達でテストセーリングに出港していきました。
来週の3連休には松山にクルージングとか。
相変わらずの遊び大好きグループですね。
気をつけて。昨今、海難事故が多いから。
約450マイルの回航、小一週間の追加艤装工事、
すっかりこのヨットに「情」が移ってしまいました。
恋心のようなものかな ?
そう、いつもそばに居たいみたいな。
かなり前、ある会社社長のお客さんに言われました。
" 君たちは好きでヨットの仕事をしているようだが、あまり好きになりすぎても問題だよ。
でも難しいところだよなあ。。。 " だなんて。
月曜日から次の仕事、次の仕事 !!

船名も張り替えられ、瀬戸内海で新しい船出です。
11/3-6まで、三浦半島のシーボニアから広島の沖野島マリーナまでオセアニス351の回航をしました。
シーベル325を売却されたお客様の次艇がオセアニス351に決まり、悪天候がおさまった11/3の午後3時半に出港しました。
先日の台風18号で、関東相模湾側のマリーナは、大打撃を受けシーボニアのポンツーンも大破してしまいました。幸いこのオセアニス351は、台風到来前に急きょ上架され、九死に一生を得ました。
嫁入り先の広島で新オーナーに可愛がって貰いたいと、旧オーナーも願っておられたと思います。
11/4の早朝、御前崎港に入り、燃料補給後遠州灘を、ただただ西に進みました。
故郷浜松のアクトシティのビルも、十分確認できました。
大王崎までは黒潮の反流に乗り、2kNT近いボーナスをもらいました。
11/5の早朝、燃料補給の為串本港に入りました。そこで思わぬヨット家族に出会いました。
11/2に高知沖で救助された浅沼さん、家族、そしてそのヨットです。
ほんとうに助かってよかったですね。 !!
ほんとうにすてきなFamilyですね。 !!
この貴重な体験を、より多くのヨットマンに伝えてほしいと思います。
関東からの広島回航は3年ぶりかな ?
名古屋に15年間住んでいたので、沖から遠州灘・熊野灘を眺めていると、遠い昔のヨットの思い出が、走馬灯のように蘇ってきます。
無我夢中・いちず・辛抱・挫折・決断・ほろ苦さ・・・・・・
こうやって、海に出ているからこそ、そんな情景がリアルに、しかもほのかに浮かんでくるわけです。
思い出は宝物。 我が人生に感謝 !!

下架され、いよいよこれから広島へ旅立ち。

助かった浅沼さん(中央)、岩壁でイカを御馳走になりました。