11/15(日)、先日シーボニアから回航しましたオセアニス351の引渡しを行いました。
早速、オーナー及びクルーの方達でテストセーリングに出港していきました。
来週の3連休には松山にクルージングとか。
相変わらずの遊び大好きグループですね。
気をつけて。昨今、海難事故が多いから。
約450マイルの回航、小一週間の追加艤装工事、
すっかりこのヨットに「情」が移ってしまいました。
恋心のようなものかな ?
そう、いつもそばに居たいみたいな。
かなり前、ある会社社長のお客さんに言われました。
" 君たちは好きでヨットの仕事をしているようだが、あまり好きになりすぎても問題だよ。
でも難しいところだよなあ。。。 " だなんて。
月曜日から次の仕事、次の仕事 !!
船名も張り替えられ、瀬戸内海で新しい船出です。
10/14、台風18号で延びていたシーベル325の引渡しを行いました。
先日のファースト265も同様に、とても若いオーナー方々でうれしく思いました。
「若い人はもうヨットはやらない」という世間の話は、もう気にしないことにしましょう。
私もヨットを始めてから45年にもなりますが、まだまだセーリングが大好きです。
日本では年をとったり、病気になったりすると、ヨットを手放すオーナーがほとんどですが、外国ではボロボロになるまでヨットに乗る人もいるんですね。
釜山で見ました。ヨロヨロで寝てばかりなんです。
どこから来たのか尋ねると、イギリスからなんです。
自分の死に場所は海だと決めているんですね。
そうなるのも悪くはないかな ?
すこし脱線してしまいました。(笑)
楽しそうに回航準備に取り掛かるYOUNG OWNER
10/11の午後、松山のアンカレッジマリーナに出向きました。翌日の10/12早朝出港となる為、前日入りです。
今回は新居浜マリーナまで、私と前オーナーの豊島さんも、お客様とご一緒させていただくことなり、総勢7名の回航となりました。
来島海峡は避け、宮窪瀬戸を通り、機帆走6.5kNT、しかも追い潮。天気も最高で、西宮のお客様方とオシャベリしながらの楽しいクルージングでした。
一昨年、Volvo2010(10馬力)に換装されたおかげで、その機走力、静寂性、私もお客様も十分満足しました。
'ヤンマーが一番だ' とよく言われますが、エンジン音の柔らかさ、静けさに関してはVolvoに軍配です。
ヤンマーさんもガンバッテ !!
朝日を浴びて出港のクレーンを待つファースト265
8/13、和歌山マリーナシティへ韓国向けヨットの、
積込み立会に行きました。
一か月位前、韓国ソウルのお客様より、エリオット5.9m(以下E5.9)が欲しいとの依頼がありました。
彼らは一隻のE5.9を所有していて、もう一隻あればマッチレースができるから、というのが依頼理由でありました。
以前、ある雑誌で和歌山マリーナシティで数隻のE5.9を練習用に買い込んだ記事を思い出しました。
さっそく調べた結果、現在の持主が分かり尋ねたところ、3隻まとめて買ってくれたら、売っても良いという返事が帰って来ました。
ヨットには勢いのある韓国ですから、二つ返事でOKでした。
8/19大阪港から貨物船で、8/23にはインチョンに到着する予定です。
ソウルの漢江(ハンガン)で乗られるとか、合計4隻のE5.9がセイリングしている姿を想像すると、今から楽しみです。
再び韓国で、トレーニングヨットとなる3隻のE5.9
今年も7/25(土)の広島宇品花火大会から、広島地方の花火大会が幕開けとなります。
お客様のヨットで洋上見物となりました。
朝から雨模様でしたが昼前に上がり、午後2時に実行の決断がされました。
やはり海から、しかも間近から見る花火は、その迫力感は最高ですね。
度肝も抜く爆音、真上から襲いかかってくる火玉模様。。。。
でも昨年に比べると、玉数が少ないような気がしました。
この不景気の影響なんでしょうね。
午後9時の終了と同時にまた雨が降りだしました。
まるで絵に画いたようなシナリオでした。
帰りの観音マリーナまでの小一時間は、雨航海となってしまいましたが、十数名のゲストの方々は、別の体験も楽しんで頂いたように思いました。
毎年違った想いで見る宇品の花火
確か、2006年の初めに、北朝鮮から帰還された蓮池薫さんの初めての翻訳、「孤将」金薫(キムフン)著 を読んだことがありました。
豊臣秀吉軍との戦い、孤独、朝鮮半島南岸の島々、地名等がかなり頭の中に残っていました。
晋州(チンジュ)に出張する前に、もう一度読み帰して行きたかったのですが、どうも昨年秋の引越しの時に整理して、捨ててしまったようでした。
再度注文しましたが間に合わず、韓国から帰ってきたら、届いていました。(苦笑)
この「孤将」はフイクションですが、李舜臣の「乱中日記」が原点のようです。
偉大な海軍武将・李舜臣を真に尊敬し、韓国人とともに共有できれば、ビジネス以外にも、いいお付き合いが続けられるのではと思います。
韓国南岸は歴史がいっぱいです
6/14は晋州(チンジュ)の貿易会社の社長と中古ヨットの輸出入に関して、打ち合わせした後、南にある大きな南海島(ナムヘド)に連れて行って頂いた。
南海島はニンニク、チリメンジャコの特産地です。特にニンニクは有名のようです。
巨済島(コジェド)から西の麗水(ヨウスー)までは、2012年に開催される麗水エキスポに向けて国家プロジェクトが始まっています。
南海島と麗水との架橋、マリーナ設備、観光設備等々です。
当然この南海島もこの中にはいっています。
こんな情報は現地に来てみないとやはりわかりませんね。ほんとに来てよかったとおもいました。
南海島にはすでにヨットスクールがあり、当日もディンギーで練習していました。
貿易会社の社長とは完全に信頼関係が出来上がったようです。
彼とのパートナーシップにより、今後新しい、そしてすばらしい仕事ができたらと思います。
ヨットスクールベランダから見た練習海面
韓国馬山(マサン)のマリーナ起業者、晋州(チンジュ)の貿易会社から、韓国でもろもろ打ち合わせしたい旨のラブコールがありました。
どうもこの5月以降、韓国が私を呼んでいるような気がしていたので(笑)、6/12の関釜フェリーに乗り込みました。
馬山港の入口にヨット教室の学校と係留場所を確保し、これからビジネス化していきたいとのこと、私の仕事は中古艇、セイル、艤装品の供給になりそうです。
熱い想いを語ってくれるのですが、日本のヨッティングの栄枯盛衰を経験している私にとってはなかなか返事に困ってしまうこともありました。
でも日本のような失敗をしてほしくない気持ちも大きいので、前向きに提案していきたいと思っています。
ガンバレ、韓国のマリン業界 !!
小さいけれど馬山にもマリーナが
今年初めての韓国売船となりました。例のウォン安の関係で、今まで韓国から、中古艇の問い合わせがほとんどありませんでしたが、季節が季節ですから、海が呼んでいるんでしょうね。
5/28に三人の韓国のお客様がX-119の見学に鹿児島までみえました。鹿児島中央駅に車で出迎えたところ、お客様の荷物が大変多いのにビックリしました。
商談は成功したのですが、すぐ乗って帰りたいとの事でした。通りで荷物が多いわけです。
初めてです。このような韓国のお客様 !!
私は一旦、車で広島に帰り輸出申告、引き渡しDOCUMENTSを作成し、6/2に輸出検査、イミグレ、カスタムを無事に終え、6/3の出港となりました。
鹿児島ー済州島ー仁川の航路で回航されます。無事に着いてください。
それにしても韓国人は元気が良いですね !!
日本人も見習わなくちゃ !!
出港準備も終わり、船尾で一息つく韓国の新しいオーナー
3/13は早朝に起き、ベルリンから真北のバルト海沿岸にありますHanse Yachts社を訪問しました。
将来、お客さんと一緒にヨットを見学に行く場合の予行練習です。(笑)
ベルリン中央駅から特急で約2.5時間、Greifswald(グライフスバルト)駅を降りると会社のスタッフの方が迎えに来てくれていました。
2.5時間の外の景色はずっと畑、雑木林、たまに風力発電機、どこかの農業国と間違えてしまうくらいです。
グライフスバルトは大学の町で、人口は約7万人、そのうち1万人は大学生です。
会社は大変忙しく、まったく順調のようです。
すでにムーディ62DSの一号艇のHULLもできあがり、この7月のディーラーミーティング前には完成し、テストセーリングもできるそうです。今年のディーラーミーティングの楽しみも一つ増えました。
Hanse Yachts社のあるグライフスバルト駅