第28回川上徹太郎記念ヨットレースが9/13(日)開催され、お客さんのヨットで参加しました。
昨年は確か、3位だったと思いますが、今年はオープンクラス13艇中、堂々の優勝でした。
日中は北東から南西に風が変わる、典型的な好天のパターンでした。可部島の通過もスムーズに、残りのスピンランも無難に走れ、結果にはとても満足できました。
増えるのは新艇ではなく、乗り手の年齢だけですが、脈々と地方レースは続けられています。
これで良いような、悪いような、複雑な気持ちでした。
宮島競艇場でのレース後パーティ
8/26-28、出雲大社漁港から広島観音マリーナまで、デルフィア292を回航しました。
準備を整えた私達二人は、午後4時出港しました。南西の風はそんなに強くなく、メインセールに当たる風はそれなりに機帆走のスピードの助けになっているようです。
GPSがヨットになかったので、ハンディを持参したのですが、このようなコースタル(沿岸航行)は灯台を確認していけば、現在位置はそれほど問題になりません。
大岬、温泉津、江津、大崎鼻、浜田等の海抜100m級の灯台から発する光は20M離れていても確認できます。
夜のワッチは灯台探しが主業務となりました。
8/27 12:30、角島のあるアマガ瀬戸を緊張して通過しました。水路幅はなんと50m、灯標の見通しを正確に取らないと乗り上げてしまう。深度は一時2.8mを示し、早く通過できる事を祈る気持ちでした。
18:30、門司で給油、風呂、夕食、仮眠をとり翌日20:00、無事に広島観音マリーナに入港できました。
アマガ瀬戸。近道を安全航行する技術は回航には必至です。
博多 ー 広島安芸津
5/5 03:00、小戸ヨットハーバーを広島安芸津に向けて、出港しました。回航メンバーは5人、オーナーとクルー二人は表彰式出席のため、博多に留まりました。
はずしていたドジャー、ビミニトップを取り付けると数時間前、激しいレースを闘っていたヨットとはまるで思えず、不思議な感じがしました。こんなところがオシャレですね。
ずっと平穏な海に恵まれ、5/6 05:30 無事安芸津の大芝桟橋に到着できました。
乗組員にも、ヨットにもこれといったトラブルはなく、無事に帰ってこられたこと、オーナー以下クルー全員が安堵していることでしょう。
ほんとに海は良いですね !!
ほんとにヨットはすばらしいですね !! (終り)
すっかりリラックスしてこれから昼食。でも見張りOK
アリランレース
いよいよ5/3の正午は博多までの110マイル、アリランレースのスタートです。風は南西、10knt強です。
30艇の参加艇はエキサイティング状態で2回のジェネリコを行い、30分遅れの12:30のスタートとなってしまった。それでも2-3艇のリコール艇がありました。
プリマドンナの強敵はディフォー40パーフォーマンスの'コスモス'です。もちろん敵も私達を意識していると思います。スタートはコスモスの方がよく、先行していましたが約2時間後抜き去りました。取りあえずひと安心。
クルー達はいままでA-40のレースボートに乗っていたので、レーシングスピリットはさすがですね。
夕方になると風がすこし西に振れ、見かけの角度が50度になったので、迷わず新調のジェネカーを上げました。7knt前後の艇速が一気に7knt後半に上がり、周りのレースクラスをも抜いてしまいました。それを見ていたレースクラス艇はさぞ羨ましいかったと思います。レーティング上、スピンしか使えない艇がほとんどですから。
52㎡のメインと120㎡のジェネカー、合計172㎡のセールエリアの駆動力には正直言って感激してしまいました。
ナイトはオールハンズでがんばったかいもあり、5/4 08:15に7着(オープンクラスではもちろん1着)でFINISHできました。オープンクラス2着に2時間以上の大差をつけ、堂々の優勝でした。
やはりレースは乗り手次第ですね。
しかもHanse400もよく走ってくれました。
ほんとに楽しかった !!
アリランレース3回目の再スタート
対馬に沈む夕日、しばし見惚れる
BUSAN CUP YACHT RACE
5/2は釜山ヨット協会が主催しますヨットレースがマリーナの沖でありました。何と賞金レースなんです。
いかにも韓国の文化を象徴しているようで、日本にはないヨットレースとなりそうで興奮しました。
コースは上ーサイドー下ー上ー下の懐かしいオリンピックコースです。
レースクラスとオープンクラスに別れ、私達のプリマドンナはオープンクラスで出場し、結果は最終レグの失敗(ジェネカーのタックとクルーの付け間違え)にもかかわらず22艇中、一着三位でした。十分満足です。
賞金は2,500,000.ウォンでかなりの額でびっくりです。ちなみにレースクラスの優勝艇はなんと10,000,000.ウォンでした。
アリランレースの前夜祭とレースの表彰式を兼ねたパーティが海運台のグランドホテルで行われ、とてもとても盛り上がりました。
アリランレースは今年で19回目ですから、今から38年も前に始めた国際レースです。
戦後の難しい関係の両国間でレースを遂行するのには博多のヨット関係者の並々ならぬ苦労があったと思います。
特に最初ごろは韓国の参加艇もなく、もちろんヨットハーバーもなかったわけですから。。。
現在、韓国もヨットが盛んになり、このように共催の形になってきたことは私達日本のヨットマンもうれしいことですし、韓国のヨットマンも日本の今までの努力に対して感謝の念をパーティの冒頭で述べていました。
素晴らしいことですね!!
レース委員長(中央)から祝福を受ける乗組員
上原オーナー(右端)と満足げの頼もしいクルー達
対馬厳原 ー 釜山
4/30の午後一時厳原港にて、出国手続きをした後浅茅湾(アソウワン)にある自衛隊のブイに係留し、5/1午前零時の出港まで小休止しました。
出港後の釜山港までの進路は丁度0度です。穏やかな海を機帆走しながら、正面の空に釜山の町明かりが映り、次第に赤くなって行くことを見上げながら、なぜか心のときめきが感じられました。
明るくなると広安里(カンアンリ)の吊橋と海運台(ヘウンデ)のホテル群がすぐ確認でき、その真中をめざしたところに釜山ヨットハーバー(正式名称は釜山ヨット競技場)があるわけです。
約9時間の平穏なクルージングに 'カムサハムニダ' です。
もう少しで釜山ヨットハーバーに入港
博多 ー 対馬厳原
今年のアリランレースはHanse400の'プリマドンナ'(上原オーナー)に同乗させていただきました。
あらかじめ博多の小戸ヨットハーバーに回航されていたプリマドンナは、4/29の午前3時に、9人の乗組員で対馬厳原港に向けて、出港しました。
海は凪で機走で約10時間のクルージングでした。
今回のレースの日本の参加艇は23隻で、そのうち16艇が厳原経由で釜山入りのようです。
夜は近くの料亭でウエルカムパーティを対馬セーリングクラブが開いて下さり、かなり盛り上がりました。
厳原には昔から親しくさせていただいています西山寺の田中和尚に3年ぶりとなりました。その他数名の顔見知りの方たちとも、再開できとても楽しい夜でした。
翌朝4/30の早朝、女性のクルーが漁帰りのイカ釣り船の
船長と仲良くなり、イカを一箱タダで貰って来ました。
正確には商品にならない小さいイカなのでタダだったのでしょう。
イカを一夜干しにした後、田中和尚からの差し入れで豪勢な朝食をコクピットで頂くことができました。
今回の出港前に取り付けましたフルサイズのビミニトップにより、とても快適にコクピットライフを過ごすことができ、なお且つオシャレですね。
対馬に来るといつも特別な雰囲気を味わいます。
そう、国境の島なんですね。日本よりも、もう韓国に近いという旅情感かな?
ウエルカムパーティ。でもやはり若い人は少ない。
イカを早くさばいて、朝食準備しなくては。
3/29(日)、お客様のヤマハ25マイレディでお花見レースに参加しました。結果はオープンクラス24艇中4位でした。広島湾の小黒神島から大黒神島の北端までの約4マイル、風は北東の軽風、スピンラン一本でした。
スタート時、大型艇が風上にかなりおり、混乱を抜け出すのにかなり時間がかかってしまいました。スタート時にフレッシュウインドを掴んだ艇がそのまま走り切ってしまった感じでした。
もちろん結果には不満です。
100%完璧なレース展開はできなくても、フリー一本では途中で挽回するチャンスがほとんどありませんね。
レース後はトス沖の島マリーナでパーティ。
ワインをかなりいただき、結局観音マリーナに車を置いて、JRで帰るはめになりました。(笑)
先行艇に追いつきたい一心の橋本艇長(左)、戸田さん(右)
2/28,3/1でヤマハ28WSを牛窓から倉橋島まで回航しました。
牛窓で依頼したメンテナンスも終わりましたので2/27からヨットに泊まり込み、2/28の6:30牛窓ヨットハーバーを出港しました。昨晩はよく冷えたらしく、DECKには霜が下りていました。
最近は瀬戸内海は北航路を選びます。
一番の理由はゴミが少ないからです。二番目は本船が少ないからかな?
南航路では男木島ー小槌島の間で2回もペラにビニール、藻を絡ませた苦い経験がありますから。
約40マイルを航行しますと尾道の境が浜マリーナがありますので、いつもそこで一泊をします。
少し歩けば、コンビニもありますから。
3/1も6:15に出港しました。因島大橋をくぐり、安芸灘大橋をくぐれば音戸です。
回航は一人で考える時間をタップリ与えてくれます。
私にとってとても良い時間なのです。
右側の阿伏兎(アブト)観音を廻ると境が浜マリーナです。
2/15(日)、第254回のヨーソロレースに参加しました。
今回はこの正月に広島に到着しました、Hanse400e "プリマドンナ" の上原オーナー艇に乗せてもらいました。
結果は参加艇数8艇中、5着5位でした。当然不満足です。
超微風の中のレースですから、セルフタッキングジブのノンオーバーラップジブではこんな結果でも仕方がありませんね。やはり瀬戸内海でレースをするには140%のJENOAが必要であるという事がわかりました。
でも風速が少し上がれば、それなりに答えてくれるから、
このGWのアリランレースではそんなに悲観することもないと思いますね。
まさか110マイル、ずっと超微風はないでしょう。(笑)
クルーの方達も少しずつ艇に慣れ、艇の特徴を会得され、楽しいヨットライフを送ってほしいと思います。
超微風のスタート前